JNCCとしては今年2回目となるプラザ坂下での大阪大会にサポート参戦してきました。2月は雨の中のマディコンディションでしたが、今回は完全ドライのベストコンディション。かなりハイスピードなレース展開が予想されます。
順調に周回を進めていた渡辺学選手ですが、3周目くらいでスタンドのスプリングが外れてしまい、スタンドが出っぱなしになるというアクシデントが発生。どうやら走行中に岩か何かにヒットさせてしまったようです。
そのまま走り続けるのも無理があったので、緊急ピットインしてもらい、スタンドは外してしまいました。その間に1度のみの予定だった給油もしておきます。まだガソリンはそんなに減ってませんし、今入れても完走はできませんが止まった時間を無駄にしない為にもついでの作業として給油しました。
レースは、田中教世選手や馬場大貴選手とトップ争いを繰り広げる展開へ。どちらの選手も一歩も譲らずデッドヒートが続きます。数秒差で順位が入れ替わる展開となりました。このようなレース展開の場合、予定していた給油ピットのタイミングも大事になってきます。
丸太やタイヤセクションは転倒者続出でしたが、AAクラスの選手は華麗に走破してましたね。でも流石に2時間を過ぎたころから徐々に疲れが出始め、ミスする選手も散見されました。このような人口セクションは地味に体力を奪っていきます。
コースの大半がモトクロスコースのプラザ坂下ですが、COMPクラスは、直登やガレ、ヒューム管などのセクションが追加されています。それらのセクションは観客にとっても見応えのある場所ですね。AAクラスが失敗することは殆どありませんが、他のクラスの失敗者でラインが塞がれていたりすると、一気に難易度が上がります。
予定通りの給油を終え、後半はペースが上がりますが中々後続との差が広がりません。最終的には馬場大貴選手に抜かれてしまい、2位でフィニッシュとなりました。でも本戦、4位入賞以上で、年間チャンピオン獲得となっていたので、今回の2位でも十分な結果でした。転倒や大きなトラブルもなく走破することが出来ましたね。
今年は渡辺学選手のメカニックとして、マシンの整備はもとよりレースでのピット作業もメインで行ってきました。ライダーが走りに専念できる体制で対応してきましたが、年間チャンピオン獲得に貢献できて大変嬉しく思います。AAライダーが乗るバイクは、サンデーライダーでは考えられないほど負担も大きいので、ちょっとした整備ミスが無用なトラブルの引き金になることもあります。いつも念には念を入れて整備を行っていますが、それでもギリギリだったりすることもあったので、今後はそれらのノウハウも取り込みつつ、メカニックとして更に腕を上げていきたいと思います。
プロライダーをサポートするくらいなので、一般整備もバッチリ仕上げます。オフロードバイクがメインですが、困ったことがありましたら何でもお気軽にご相談ください(笑)
さて、今年はあと1戦、EDXモトクロスヴィレッジを残すのみとなりました。最終戦なので年間チャンピオンが決まっているとはいえ、優勝で飾りたいですね。渡辺学選手も気合が入っていましたので、私も十二分のサポートで参戦したいと思います。