JEC全日本第2戦(中日本大会 いなべ2DAYS)

JEC全日本第2戦 中日本大会に参戦してきました。岐阜県(と言っても三重県と愛知県のすぐ近く)のいなべモータースポーツランドでの開催となり、全日本大会と中日本大会が併催となる大会です。

第1戦の広島大会は4位でしたので、今回もポイントを取って昇格に繋げたいところです。NBクラスは速いライダーがちょこちょこ参戦されるので、何気に一番昇格が難しいクラスではないかと思います。

開催週の平日は、火曜から木曜までしっかり雨が降ったようでコンディションはマディでした。幸いにも下見の為に現地入りした金曜日からは天気が回復。コースには雨の影響が残っていましたが、当日降られるよりは大分マシです。土曜日は若干マディ、日曜日はドライになりそうな状況でした。

レース当日は快晴となりました

1日目、現地入りは6時前。5時起きになりましたが前日夜は早目に就寝できたので体調はバッチリです。レースの日のほうが大抵早く寝られるので、普段より少しだけ健やかな生活になります(笑)

受付け、車検を終えた後、パルクフェルメにバイクを格納します。NBクラスは午後からなので、午前中は他のクラスの走りっぷりを観戦しました。知り合いが何名か他のクラスに出ていたのでそのサポートも含め、コース内を下見を兼ねて動き回ります。

軽い昼食の後、いよいよレースがスタートします。半日待たされると集中力を維持するのが少し大変です。あまり長時間待たされるとレース前に疲れ切ってしまいますよね。

スタートラインに並んだのは昨年のポイント獲得順。お隣はお知り合いの方なので、テスト区間で譲り合ったり、多少融通が利きました。

Day1スタート

まずはタイム計測なしのサイティングラップ。バイクの調子と路面の状況をしっかり確認します。路面は思ったより回復しており、ほぼベスコンでした。

1周目のルート、タイム設定も余裕なのでツーリング気分です

ルート区間は、身体を休める為にツーリング気分でゆっくり周回。今回のコースレイアウトは、ルート区間で難所となるようなところもなく、テスト区間に集中出来そうな手応えでした。気温も上がって暑くなってきているので、無駄な体力消耗は控えます。

テスト区間、 乗れていない感覚はなかったものの、思ったよりタイムが伸びず、テンションが上がりません。 気になるラインを何度か試そうとしましたが、テスト区間ではとにかく転ばないことが最優先なので、安全マージンを多めに取って走りました。ライン取りをあれこれ考えながら自分なりに攻めてみたのですが、思うように順位は上がりませんでしたね。

テストは頑張って走りますが、、思うようにタイムが伸びず

毎周同じようなタイムでしたが、結局それほど大きなブレ幅もなく無難に終わってしまった印象でした。今年のNBは、有名なライダーの名前がチラホラ散見され、レベルが高いですね。もうちょっと攻めないと入賞圏内に届かないことに気づかされて終わってしまいました。

最終的に1日目は7位。1日目のIAやIBの走りを見てイメージも湧いたので、明日はもうちょっと気合を入れて攻めてみることにします。

2日目は、車検がない分、少しゆっくり目の朝となりました。朝の一時間の違いは大きいです(笑)前日に引き続きNBクラスは午後からスタートとなるので、その間は仲間のサポートや応援して時間を過ごします。

午後からはいよいよDay2のスタートです。コンディションは完全にドライ。昨日よりスピードレースになる予感です。安全マージンを多少削りつつ、攻めるところは攻めるメリハリのある走りを意識してスタートしました。

Day2スタート

クロステストは前日同様、走りやすいコンディションでした。前日飛びきれていなかったジャンプをしっかり飛んで、スピードを乗せていきます。前日より各所で開けることを意識しました。

クロステスト

クロステストの中に、丸太が並んだセクションがあったのですが、結局最後まで飛びきれず…。成田モトクロスパークにも同じようなセクションがあり、そこと似ている感覚はあったものの、クロステストでの転倒リスクを考えると飛び込めませんでした。ここが飛べていればあと2,3秒は縮められた気がします。

飛べそうなんだけど。。。

エンデューロテストは、全体的にペースを上げつつ攻めてみました。長い下りでフル加速してからの、下りきったところを鋭角に曲がるコーナーがあるのですが、そこの処理がイマイチ決まらず。。。路面はドライなので、アスファルトのように固くなっており、フルロックして車体を維持するのが難しかったです。

下りからのコーナーが苦手でした
タイヤがロックしてしまいスムーズに曲がれないことが多かった

ウッズセクションは相変わらずの苦手意識が出てしまい、あまりペースが上げられず…。トータル5周の中では改善するレベルまでは持っていけませんでした。ここは今後の課題として練習が必要だと痛感しました。

ここのウッズ?も苦手でした

沢と水たまりの部分で思うように開けられていなかったので、そこは汚れを気にせず(笑)開ける意識で走りました。ここは前日より上手く走れたような気がしました。

午前中に下見したイメージを思い出し、全開を意識して走破

少しでもアクセルを開けるのは、意識をしないと中々出来ません。その分、身体を使いますので筋力も必要になります。

ストレートの短い区間もしっかり全開にする

結果的にエンデューロテストは、前日より20秒以上縮めることが出来ました。1日目からこの走りが出来ていれば結果は違ったと思いますが今となっては後の祭りです。この辺がオンタイムエンデューロの難しいところかもしれないですね。

一通りテストが終わり、暫定の順位が5位。残るはモトクロスコースでのファイナルクロスを残すのみとなりました。モトクロスはスタートが大事ですが、どちらかというとタイムが大事なので、1周目は様子見、2周目以降に攻めてみる作戦にしてみました。

スタート出遅れました

スタートは若干タイミングが合わずミスしてしまい、フロントが浮いてしまったので出遅れてしまいました。しかし1コーナーは4位くらいでやり過ごし、そのまま集会を重ねます。

1周目終わって4番手

前走車との距離は詰められたものの、中々抜くタイミングがなくそのまま3周目に突入。結局順位を上げることが出来ず4位でフィニッシュとなりました。

3周はあっというまに。。

タイム差がないライダーとのモトクロスでのやり取りは難しいですね。3周3分半の中では抜くに至りませんでした。モトクロスコースでの練習が足りなかった気がします。

すべてのレースが終わり、一息ついて片づけの後、1時間以上待って(抗議を受付ける時間があります)バイクを回収します。18時半も近くなり、少し薄暗くなった頃に表彰式がありました。結果的に総合6位入賞となりました。

Day1-7位/Day2-5位 総合-6位

全日本第2戦 中日本大会は以上となりました。入賞&ポイント獲得できたのは嬉しかったですが、課題の残るレースとなりました。反省点としては・・・

 ・安全マージンを削って最初からもうちょっと攻める
 ・筋力が落ちている気がしている(笑)

2戦を終えて、ランキングは33ポイント獲得で6位。全日本大会はあと2戦なので、どちらも入賞出来れば昇格が見えてきそうです。残り2戦に向けて、今回の課題を潰せるよう頑張っていきたいと思います。

ランキングは6位

JECの第3戦は北海道です。どこになるかはまだ不確定のようですがルスツが濃厚だとか。北海道は行くまでが大変ですが、一度はあの広大な大地を走ってみたい気もするので、しっかりお金を貯めて参戦したいと思います。

CRF250Lモタードカスタム(ホイール交換)

CRF250Lのモタードカスタムのオーダーを承りましたので、折角なので記事にしたいと思います。

オフロードバイクをモタード化する需要は結構多くお問合せ多いですね。オフ車ベースのモタード車は、パワーがあって車体も軽いので街乗りでも軽快に走り回れます。そして何よりカッコいい。これ大事です(笑)

モタード化する場合は、車種別のコンプリートホイールを組むのが一番手間が掛かりません。専用品なので当然っちゃ当然ですが、専用品が売ってない場合は、純正ハブを使って組み直す必要があります。以前KLX230をモタード化したときは、純正ハブを摘出してEXCELにリムを作ってもらい、スポークを作り直したので結構大変でした。

今回オーダー頂いたCRF250Lは、専用のホイールが販売されているので比較的簡単にモタード仕様にする事ができます。

F2.75×17(110/70-17)R3.50×17(130/70-17)

CRF250Mの純正ホイールを装着してしまうのが加工もなく1番簡単です。純正は、前後ホイールで131,780円になります。

Z-wheel F3.50×17 R4.50×17

お客様のご要望もあり、今回はZ-wheelをチョイスしました。Z-wheelは、CRF250Mの純正リムよりワイドになっており、より太いタイヤに対応しています。前後ホイールで130,350円と純正よりも若干お安く、タイミングによっては更に5~10%程度セールしている場合もあります。

この他にも、コンプリートホイールはTGRから発売されています。TGR製は、D.I.Dのリムを使用していて、サイズは2種類から選べます。152,900円なので少し高価にはなりますが、天下のD.I.Dリムの安心感はありますね。

タイヤはスポーツ走行を意識しつつも、メインの用途は通勤や街乗りとの事でしたので、ピレリ製ロッソスポーツを選択しました。このタイヤは、グリップ性能を意識した小排気量向けストリートバイアスタイヤです。温度依存も少なく普段使いしやすいオールラウンドなタイヤですが スポーツ走行も楽しめます。低価格なのも魅力ですね。

今回選んだのは PIRELLI DIABLO ROSSO SPORT

スポークホイールにチューブレスタイヤを装着する為には、チューブレスキットが必要になります。今回使用したのは、OUTEXのチューブレスキットです。前後で12,500円なので、少し高いかなとも思いますが、施工も簡単でサイズも車種専用になっています。

OUTEXチューブレスキット 車種やホイールメーカー別に専用サイズが販売されている

チューブレスキットは、ニップルにテープを貼り、専用両面テープ、保護シートを張り付けて密着させることでエアが漏れなくなります。 どんなホイールにも対応していますので、チューブレス化をご検討の方、お気軽にご相談下さい。

ニップルテープ、専用両面テープ、保護シートを張り付け密着させることでエアが漏れなくなる

撮り忘れてしまって殆ど写真はないのですが、施工は簡単です。しっかり脱脂して、しっかり温めて、しっかり貼る!これだけです。貼り直しがきかなかったりするので、焦らずじっくり作業するのがコツです。

グリスアップも忘れずに実施

タイヤとホイールが組みあがったので、車体へ仮付けしていきます。タイヤが太くなるので、フォークガードの干渉を懸念していましたが、予想通り干渉してしまいます。

フォークガード、ブレーキホースがタイヤに干渉してしまう
反対側も同様に干渉している

干渉している個所を確認したらフォークガードを外して、加工します。純粋に干渉個所をカットするのみです。左右のバランスを考えながら純正っぽく仕上げてみました。ブレーキホースは、外回しにする事も考えましたが、タイラップで寄せておきました。

フォークガードのカット、ブレーキホースはタイラップで固定する
こちらはフォークガードのカットのみ

モタードホイールに換装すると、車高が下がるので、サイドスタンドも要交換となります。スタンドはZETAの25mmショートタイプを装着しました。

ZETA 鍛造アルミキックスタンド

というわけで、モタード化カスタム完了です。色合いもバッチリでカッコよく仕上がりました。カッコいいは大事です(2回目)

CRF250L モタードカスタム

街乗りならブレーキもそのままで制動力は必要十分ですね。サーキット走行も視野に入れて、サスやブレーキもカスタムしたいなんて場合は、もちろん強化が必要になります。

気になるお値段は、トータル19万円くらいでした。安くはないカスタムにはなりますが、スプロケやブレーキディスクを別途用意すれば、オンオフの切り替えがワンタッチ仕様にもできます。

意外と多いモタードカスタム、いかがでしょうか。街中で目立つこと間違いなしです。

全日本モトクロスR3 オフロードヴィレッジ サポート参戦

全日本モトクロスの第3戦、オフロードヴィレッジまでサポート参戦に行ってきました。第2戦の弘楽園(広島大会)がコロナの影響で延期になったので、HSR九州で開催された第1戦に続き、第3戦となりました。

関東での開催、また走りなれたオフロードヴィレッジでの開催ということもあって、いつものような長距離移動がないのは少し助かります。前日金曜日に現地入りし、コースの下見と共にメンバーのマシンの最終調整をします。

真っ青が眩しいTWISTER Racingのテント

前回に引き続き、TWISTER Racingからは、4名の選手がIBクラスでの出場します。

#7 堀越 秀鷹
#41 藤川 昴
#42 井上 永斗
#45 原國 翼

第1戦のHSR九州大会では、決勝に進めたのが1名だけでしたので、今回は頑張ってもらいたいですね。ホームコースということもあり、期待が高鳴ります。

前日金曜日にはみんなで入念な下見をしました。数日前の雨の影響が残っており、ところどころ滑りそうな箇所がありますが、これから天気が悪くなる予報もないのでドライコンディションでの戦いになりそうです。ドライだと全体のペースが上がるので、スタートでいかに前に出るかが重要になりそうですね。

土曜日の午前中に予選があります。IBクラスは2組に分かれます。 #41 藤川 昴 選手のみA組となり、 #7 堀越 秀鷹選手、#42 井上 永斗選手、#45 原國 翼選手がB組となりました。 予選は10分1本勝負なので、いかにスタートを決めて前に出れるかカギになります。

A組のスタート時間になりました。まずは#41 藤川 昴選手が出場します。足を怪我していたのでその影響が気になりますが、TWISTER Racingとして最初にスタートを切るので頑張ってほしいところです。

渡辺学監督に見守られながらスタート準備をする#41 藤川 昴選手

レースクイーンが掲げるスタート前15秒前のパネルが出た後、全車一斉にエンジン回転数を上げてスタートします。モトクロスならではのこのシーンは、いつ見ても迫力がありますね。

スタート直後の#41 藤川 昴選手

少しスタートが遅れ、周りに飲まれてしまう展開となりました。1コーナーに飛び込んでいきましたが、その立ち上がりで前走車の転倒に巻き込まれて転倒してしまいました。すぐにリカバリ出来たものの、先頭集団との距離はかなり開いてしまいます。

スタート直後の転倒から素早いリカバリで追い上げる#41 藤川 昴選手

順調に周回を重ねますが、中々ペースが上がらず順位が上がりません。レース後、マシンを確認したらリアブレーキが壊れており、いつものような走りが出来なかったようです。

マシントラブルを抱えながらの追走は厳しい展開となった

10分という短い時間では挽回できず、23位でフィニッシュとなり決勝進出は叶いませんでした。ホームコースだっただけに残念な結果となりました。

気を取り直してB組のスタートです。こちらは3台のTWISTER Racingメンバーが参戦します。#7 堀越 秀鷹選手は、HSR九州でもポイントを獲得しているので期待が高まります。#42 井上 永斗選手も調子が上がっており、#45 原國 翼選手を今日の為にしっかり仕上げてきました。どんな展開になるでしょうか。

スタート準備をする#7 堀越 秀鷹選手
少し緊張気味の#42 井上 永斗選手
気合十分の#45 原國 翼選手

B組がスタートしました。#7 堀越 秀鷹選手は出遅れて最後方からのスタート。#42 井上 永斗選手と#45 原國 翼選手は、スタートが決まり良いポジションで1コーナーに飛び込みます。

#7 堀越 秀鷹選手が出遅れましたが他の2名は好スタート

その後、#7 堀越 秀鷹選手は前走車の転倒に巻き込まれて更に遅れてしまう展開。#42 井上 永斗選手も2コーナーで前走車の転倒に巻き込まれて転倒し、後方から追い上げる展開となりました。

1コーナーで巻き込まれ転倒してしまった#7 堀越 秀鷹選手

1コーナーの巻き込み転倒は毎回発生しますね。この混乱に巻き込まれないのはかなり勝敗を左右します。何とかリカバリして再スタートで追い上げます。

#45 原國 翼選手は、転倒もなく周回を重ねますが、後続に抜かれて少しずつ順位を下げ、16位でフィニッシュ。予選通過は15位までですが、リザーブ枠に入れたので、欠場者が出た場合には決勝進出が可能になります。

順調に周回を重ねる#45 原國 翼選手

転倒から復帰した#42 井上 永斗選手も徐々に順位を上げますが、追い上げきれず17位でフィニッシュ。残念ながら予選通過とはなりませんでした。

序盤の転倒が響いて追い上げきれなかった#42 井上 永斗選手

スタートから出遅れ、1コーナーで転倒するという最悪の展開から徐々にペースを上げ、最終的には13位まで追い上げた#7 堀越 秀鷹選手。ひとりずつ交わして順位を上げていく様子は流石の走りでした。焦ってしまう状況でも冷静なレース展開が奏功し、無事に予選通過となりました。

最後方から追い上げる展開で13位フィニッシュの#7 堀越 秀鷹選手

ということで、今回は1名が予選通過、1名がリザーブ枠確保、2名が予選落ちという結果になりました。メンバー全員が走りこんできたオフロードヴィレッジでしたが、やはりレースとなると思うように実力が出せないこともありますね。

予選が終わると、IBクラスは午後に決勝のヒート1が行われます。1ヒート毎にタイヤを新品に交換し、エアクリーナーも交換します。作業は慣れているのですぐですが、近い将来、4人分同時の作業でテンヤワンヤしてみたいです(笑)

午後のIB決勝ヒート1が始まります。決勝進出した#7 堀越 秀鷹選手のマシンは転倒があったものの特に損傷がなかったのが不幸中の幸いでした。

決勝ヒート1のスタート準備をする#7 堀越 秀鷹選手

スタート位置は一番イン側、中々難しいポジションからのスタートです。予選の時とは違い、鋭いスタートを決めて1コーナーに突進します。

フロントが浮いてしまっているがそこそこスタートが決まった#7 堀越 秀鷹選手

1コーナーの混乱での転倒もなく、中盤から徐々にペースを上げて順位を上げていきます。

中盤から徐々に順位を上げる#7 堀越 秀鷹選手

特にミスすることもなく、落ち着いたレース展開を見せてくれました。追い上げレースの時は、欲が出てしまいラインが乱れることが多いのですが、予選に引き続き冷静なレース展開でしたね。

20分間追走が続く#7 堀越 秀鷹選手

猛プッシュが続きますがTOP4のペースが速く、 最終的に5位でフィニッシュ。前半の遅れを取り戻すには差が開きすぎたようです。

コーナーを果敢に攻める#7 堀越 秀鷹選手

決勝は20分間で行われますが、やはりスタートで前に出るのは絶対ですね。追い上げレースでは自分の実力が出しにくく、難しい展開になってしまいます。

というわけで、1日目のすべてのレースが終了しました。ここでもまたタイヤとエアクリーナーの交換、マシンのチェックを入念に行います。あとは明日の午前中に行われる決勝ヒート2で最終的な順位が確定となります。

翌日、リザーブ枠の#45 原國 翼選手が繰り上げ出場が決定し、TWISTER Racingから2名が決勝ヒート2に出場することになりました。当日の朝、渡辺学監督と一緒に入念にコースの下見をします。ライン取りや状況に合わせた幾つかの想定を事前にシミュレーションできるのは本番でも役立ちますね。

渡辺学監督と共に入念に下見をする#7 堀越 秀鷹選手と#45 原國 翼選手

決勝ヒート2は日曜日の午前中に行われます。一度スタートし、うまくスタートが決まったものの、1コーナーの後のジャンプで転倒者が出てしまい、赤旗中断となりました。気を取り直して再びスタートラインに並びます。

再スタートの準備をする#7 堀越 秀鷹選手

今回はご両親が応援にかけてつけてくれているので気合が入りますね。

リザーブ枠から参戦の#45 原國 翼選手

前日よりコンディションは良くなっており、完全ドライなレース展開が予想されます。

スタート前の、緊張の瞬間

スタートは#7 堀越 秀鷹選手が飛び出しうまく前に出れました。#45 原國 翼選手も中盤より前で1コーナーを抜け、まずは一安心。ここから徐々に追い上げる展開となります。

両名とも近い位置からの追い上げるレース展開

#7 堀越 秀鷹選手は徐々にペースを上げていきます。5位くらいまではすんなりいきましたがそこから先が難しく中々順位が上がりません。でも最終的には3位まで順位を上げ、入賞圏内でのフィニッシュとなりました。

冷静に追い上げレースで順位を上げる#7 堀越 秀鷹選手
渡辺学監督のサインボードによるレースサポート

#45 原國 翼選手は、数名に抜かれましたが、何とか食らいつき11位でフィニッシュ。ポイント獲得圏内でのフィニッシュは大きいですね。おめでとう!

というわけで、全日本モトクロス選手権第3戦、TWISTER Racingからは1名の入賞者と2名のポイント獲得者を輩出することが出来ました。ホームコースと言えるオフロードヴィレッジでのレースでしたが、レースはやっぱり何が起こるか分からないですね。まだまだ続きますので今後の健闘に期待です!

3位入賞となった#7 堀越 秀鷹選手。おめでとう!

TWISTER Racingでは、メンバー同士の中が良く、みんなで上を目指して頑張っています。そんな様子をメカニックとして近くで見ていると、応援する側にも力が入ります。残りの全日本モトクロス選手権も、選手たちがしっかり結果を残せるよう、ばっちりマシンを仕上げてサポートしていきたいと思います。

ちなみに#7 堀越 秀鷹選手ですが、3位以内に入賞した場合、今シーズンの工賃は無料にするという約束をしていました。まさかこんなに早く達成するとは・・・(笑)嬉しい限りでございます。