2021年のJNCCが開幕しましたね。今年も渡辺学選手の専属メカニックとしてサポート参戦します。渡辺学選手は、今年のJNCCにはスポット参戦の予定となっておりますが、参戦する時はサポートさせていただく予定です。
前日まで春の雨が残る天気予報となっておりましたが、レース当日は晴れ。水はけの良いプラザ坂下での開催なので、ベスコンになると予想してタイヤは前後X20で行くことに。去年の燃料消費データを元に、ノーマルタンクでも行けると判断してビックタンクからノーマルタンクに変更しました。
今年から大会前日の土曜日に、YAMAHAユーザ向けのプログラムとして、bLUcRU会員向けにオフロード講座が開催されました。1時間ほど鈴木健二選手によるオフロードバイクの基礎講習の後、渡辺学選手、馬場大貴選手とともにコースの下見が出来るというものです。プロ目線でのライン取りやコース攻略方法、状況に応じた対処方法など、ライダーのレベルに合わせたアドバイスが直接聞けるのは、貴重なコース下見となりますね。メーカーがこうしたコンテンツを用意するのは今までにない取り組みだと思いますので、こうした機会にプロとの距離が縮められるのは嬉しいですね。
午前中のFUNクラスが終わった後、COMPのレースが始まります。昨年総合優勝の渡辺学選手から入場です。
今回のプラザ坂下のコースは、昨年よりエンデューロ要素が多くなり、ヒルクライムやモトクロスコース外のウッズが多めになっていました。コースの難易度もさることながら前走者との駆け引きも重要になってきます。
レースは、予想通りトップ争いが続きます。馬場大貴選手との一騎打ちが多い展開となりました。
今回も人工セクションは、巨大丸太に巨大タイヤと油断できないセクションでした。しかも1チャレンジのみという制約があり、失敗するとエスケープルートへの迂回が強制されるので大きなタイムロスとなります。斜め丸太では多くの転倒者が出ており、巻き添えになる場合もあるので状況判断が難しくなりますね。
渡辺学選手は特にマシントラブルもなく、順調に周回を進めます。給油タイミングを厳密に計算し、今回は8周目に設定。馬場大貴選手も同じタイミングでの給油でした。
AAクラスの選手でもケガ人が何人か出ていたようで、意外とリタイヤも目立つレースでしたね。
L2になった頃、トップを走っていましたが、ヒルでスタックした前走者に巻き込まれたようで馬場大貴選手に抜かれてしまいました。流石にL2で30秒以上の差がついてしまうと挽回も厳しく、そのまま2位でのチェッカーとなりました。うーん、残念! あと数秒状況が違えば結果は変わっていたかと思うと悔しさが残るレースとなりました。
今年はスポット参戦の予定なので、参戦した時は優勝を狙いたかったですが今回は残念でしたね。それでも安定のトップ争いを続け、会場を盛り上げてくれました。
リッジサイクルのお客さんもCOMP Aクラスで参戦し、入賞されてました。おめでとうございます! この日はいい感じに乗れていたようで楽しんでおられました。
次戦は第4戦のダイナランドになるかと思いますが、初開催の会場となりますのでどんな展開になるか楽しみですね。次回もキッチリ仕上げてサポート参戦しますので、会場でお会い出来たらお気軽にお声がけ下さい。