2022年の活動予定について

あけましておめでとうございます。昨年は色々と活動の場を広げることに注力してきましたが、自身もJECにおいてNA昇格という目標を達成することが出来、公私ともに活動的な一年だったと思います。

お陰様でRidgeCycleはもうすぐ丸2年を迎えることになりますが、多方面からお声がけ頂き、新車の契約もそこそこ頂けております。何よりKYBファクトリーキット取扱の反響が大きかったので、この素晴らしいプロダクトを世に送り出すべく、今後も力を入れていこうと思っております。

2022年の活動内容として、力を入れたいと思っている点をまとめてみます。

レース会場でのマシントラブルの応急対応

今年は、 全日本モトクロス選手権、JEC、JNCCなどのレース会場に行く予定ですが、各レース会場へ赴く際、現場で応急処置が出来る体制を整えていこうと思っています。可能な限り純正パーツやサスペンションのパーツを持参する予定です。特にYZFについては、ピストンやクラッチ、燃料ポンプやセル、メインハーネスの修理(カプラー交換)など、大概のことは対応できます。

オイルシールなどのKYBサスペンション部品も常備しておりますので、どなたでもお気軽にご相談ください。 また、現地でのサービスとして、サスペンションのセッティングに関するご相談も承ります。

普段の練習からレース当日に至るまで、レーサーの突然のトラブルは付き物ですよね。 今までの経験から、会場入りした後やレース当日の朝などにトラブルに見舞われる方が多いと感じました。 そんな時にライダーの皆様のお役に立てるよう、ある程度のトラブルは出来る限り対応したいと思っています。特に一人で来ている方やビギナーさんなど、その日一日が無駄になってしまうような状況の際は、お気軽にお声がけ下さい。何かしらお力になれると思っております。

KYBファクトリーキットレンタルサービス

ご好評を頂いているKYBファクトリーキットのレンタルサービスですが、今年も継続していきます。人気車種を中心に専用キットを在庫しておりますので、お気軽にお問合せ下さい。このレンタルサービスの利点は、一般的な試乗車と違って個人のセッティングを実施してからお試し頂ける点です。中々ハードルの高いパーツですから、じっくり体感して頂き、導入のお手伝いが出来ればと思っています。

Twister Racingの専属メカニック

今年もツイスターレーシングの専属メカニックとして活動いたします。全日本モトクロス選手権には同行する予定です。4人のメンバーに結果をだしてもらうべくしっかりサポートしていきます。さらに堀越秀鷹選手が今年からIAに昇格しましたので、よりシビアなマシン作りが必要になってきます。現役IAライダーのマシンとなりますので試行錯誤が続きますが、開幕戦に向けて既に動き出しています。

渡辺学選手の専属メカニック

渡辺学選手が出場するJNCCのレースに同行する予定です。クロスカントリーレースは、モトクロスとはまた違ったサポートが必要になりますが、マシンをしっかり仕上げて優勝に貢献したいと思います。レース中のサポート(タイム計測や給油などの戦略も大切です)も重要な任務のひとつです。

JEC参戦

これは個人的な目標となるのですが、昨年NAに昇格出来ましたので今年はIBを目指してフル参戦する予定です。NAからコース難易度が上がり周回数も増えますので、よりハイレベルな戦いが予想されます。今からしっかり準備して着実にポイントを獲得していけるよう頑張りたいと思います。JECでの昇格に向けて、モトクロス関東戦の参戦も視野に入れています。

イベントの主催

昨年はRidgeCycleとしてのイベントが出来なかったので、RidgeCycle主催のイベントを行おうと思っています。ある程度の規模のフリーライドや、お店のお客さんを対象にした BBQ走行会などのイベントを検討中です。

試乗会やイベントへの参加

今年は試乗会やイベントなどへも積極的に参加し、KYBファクトリーサスをご体感頂ける機会を増やそうと思っています。試乗車の場合、ライダー個人個人に合わせたセッティングというわけにはいきませんが、乗って頂くことで感じる違いはあると思いますので、その後のご購入及びセッティングに関するご相談は、喜んでお受けいたします。

海外レースの観戦

海外で行われるレースにも興味があるので、最低でも一度は観戦に行きたいと思っています。身近なライダーが参戦する場合はサポートなど、可能な限り海外レースに触れる機会を増やして世界に目を向けた第一歩を踏み出したいです。

簡単ですが、2022年の活動予定をまとめてみました。今年も上記内容の通り、様々な場所に出没予定ですので、もしご一緒する機会がありましたらお気軽にお声がけ下さい。

KYB Factory Kitレンタルサービス 好評です

先月より開始しましたKYB Factory Kitのレンタルサービスですが、お陰様で複数のお申し込みを頂いています。お申込み頂いた皆様、お待たせしてしまって申し訳ございません。順次発送しますので今しばらくお待ちください。

今日は、KYB Factory Kitのレンタルサービスでご試乗頂いた後、そのままご購入となりましたライダー様よりインプレッションを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

エンデューロIBでご活躍されている方で、特にリアサスの動きが良く、奥でしっかり踏ん張ってくれるとのご感想でした。フロントについては、本国ヨーロッパセッティングに近い形でお送りしましたので、多少固めの印象だったようですが、セッティングのアドバイスをお伝えしたところ、理想のセッティングに近づいたようです。セッティングについては、今後もアフターフォローしていく予定です。

YZ250に装着頂きした。使用用途、ライダーの体重や体型をヒアリングした上でセッティングしております
カシマコートされたフロントフォークは見た目もかなりグレードアップされますね

KYB Factory Kitは、自分のマシンにも付けていますが、このサスペンションに変えることで今までの自分の限界域に余裕が出るので、プラスアルファのペースで走ることが出来るようになったことは実感しています。サスペンションがしっかり仕事をしてくれることで、ライダーの恐怖心や不安感、スリップしたりバランスを崩しそうになるシチュエーションでもうひと助けしてくれる印象です。この点は、言葉で伝えるのは中々難しいのですが…。

セッティングを出す際は、ヒアリングシートの記載をお願いしております。現状の技量でご回答いただく場合もありますが、今後を見据えて少しハイスキル用のセッティングをご希望される場合もあります。セッティングに関しては、アフターフォローとしてセッティングのアドバイスをさせて頂いております。お持ち頂ければ、当店でのリセッティングも対応可能です。

具体的な用途をテクニカルタッチに伝えることで、世界中のライダーから収集した参考セッティングデータを都度作成して貰えます。これは正規ディーラーとして契約している当店のメリットになります。少し裏技的な方法になりますが、年式による部品の違いを利用した特殊なセッティングなども、テクニカルタッチからの情報を元に実現できます。

また、本レンタルサービスについて、SNSでは発信しきれなかった点について、ご紹介したいと思います。

レンタルサービスのメリットとしては、用途やライダーの体型に合わせた初期セッティングを実施することが挙げられます。用途としてはモトクロスやエンデューロなど、路面状況に応じたセッティングを実施します。あとはライダーの技量も大切です。技量によってスピード域が異なるので当然セッティングも変わってきます。

レンタル費用が必要になる理由は、サスペンションをオーバーホールする手間が必ず発生になるからです。シムやスプリングの調整、フォークオイルの粘度など、多数のパラメータの中から最適解に持っていくのがセッティングになります。それらを交換する部品代やオイル代がメインの費用となります。

バネレートやシム調整など、セッティングを出すには多数のパラメータから最適解を導きます
レンタルサービスでは、常に新品のフォーク・ショックオイルに交換します

値段を聞いてびっくりされる方が多いパーツだと思いますが、思いの外、長く使えるというメリットもあります。例えばYZ250に関しては、適合は2006年から変わっていませんし、YZ250Fに関しては2014年から変わっていません。マシンを新型に入れ替えても使い続けることが出来るので、結果的にコスパは良くなります。交換できない消耗品はないので、しっかりメンテナンスすれば長く使い続けることが出来ます。

サスペンションはオフロードバイクにとって大変重要なパーツです。ライディング技術がないからそんな高価なパーツは必要ないと思われがちですが、こうして考えてみるとこのサスだから出来ること、見えてくる世界があるのは間違いないので、まずはお気軽にレンタルサービスで体感して頂きたいと思っています。

今後、KYB Factory Kitについては、下取りサービスも行いたいと思っています。(査定はさせて頂きます)純正サスペンションも下取り可能ですので、購入の際はお気軽にご相談ください。

KYB factory kitレンタルサービスのご案内

KYB factory kitレンタルサービスを開始いたします。

乗り慣れた自分のマシンに前後ファクトリーサスを装着して体感頂けるサービスです。
適合車両はYz2st 2006- Yzf 2014-をご用意いたしました。

お申込頂きましたらライダーの情報を伺い調整を致します。店頭にご来店頂き取付をさせて頂きます。調整、取付工賃は無料です。

遠方からのお申込はお近くのバイクショップ様などを通してのお申込をお願い致します。この場合は別途サスの取付費用が必要になると思います。


レンタル費用¥20,000(送料別)詳しくはお問い合わせください。
info@ridge-cycle.com

ツイスタートレーニング お手伝い参加

先月のことになりますが、ツイスターレーシングが主催するオフロードバイクスクール、その名もツイスタートレーニングを行うことになりましたので、スタッフとしてお手伝いしてきました。

私も今まで色々なスクールに参加してきましたが、今回はツイスターレーシングのメンバーが講師になることもあり、ある程度レベルの高い層をメインターゲットとし、レースなどでより速くなることを目的にしたスクールにしてみました。

ツイスターレーシングのメンバーが講師としてスクールを行います

その為の施策として思いついたのがタイム計測です。去年から本格的にJECに参戦していますが、タイム計測は速さが数字で見えるので、速くなったかどうかを判断するには分かりやすいですよね。トランスポンダを付けての厳密なタイム計測ではなく、目視での計測なのである程度参考レベルにはなってしまいますが、それでも何秒縮んだかすぐ分かるのは、ライダーのモチベーションに繋がります。

タイム計測スタート地点。ここからぐるっと1周回ってタイムを計測します

同時に初心者クラスも併催し、全員がツイスターレーシングの監督である渡辺学選手と触れ合える機会が多くなるような構成にしてみました。初心者クラスは、基本の乗車姿勢から始まってオーバルや8の字の練習を経て、最後はミニエンデューロコースを転ばずに周回出来るレベルまでを目標としました。参加者全員がレベルアップを実感して頂けたようです。

初級クラスは乗車姿勢から基礎をきっちり教えてもらいます

会場として選んだのは成田MXパーク。雨が降ると極悪なコンディションになることで有名ですが、ターゲットがエンデューロなので、南側のコースを貸し切りにして特設コースを設営し、そこですべてのスクールを開催しました。前夜の通り雨の影響で、午前中は少しマディなコンディションでしたが、難易度としては丁度良い感じだった気がします。

基礎スクールやセクションスクールは、GoProで動画撮影や写真撮影を行い、後日参加者に無料で配布します。自分が乗っている姿を客観的に見ることで、上手い人とフォームの比較が出来るので、イメージが掴みやすくなりますね。

スクール中の様子を撮影しながら参加者のサポートを行いました
目の前でお手本走行を見ると、イメージしやすいですよね

スタッフとして一日スクールに同行していましたが、最終的には自分もスクールを受けちゃってる感覚になる程、新たな発見もあって楽しかったです。

お昼休みには、ツイスターレーシングのテント内で自由に昼食を取ってもらい、その間もツイスターレーシングのメンバーと触れ合える時間にしました。自走での参加者もいますので、日陰となる休憩所がないと辛いものがあります。扇風機フル稼働で楽しいランチタイムとなりました。

午後には、ツイスターレーシングのメンバーによるデモレースを開催しました。10分ほどの時間でしたが、モトクロスIBの選手たちの本気走りは、目を見張るものがあり大変盛り上がりました。スクール講師が軽々と大ジャンプを決める様を見ると、スクール内容の信憑性も上がりますね。

ツイスターレーシングのメンバーによるデモランは大変盛り上がりました
ジャンプを次々と決めるメンバーに喝采が起こります

テクニクスさんが用意してくれた試乗車(YZ250FXとセロー)による試乗会、また渡辺学選手が乗るYZ450FXも試乗出来たりと、ここでしか出来ない体験が出来る時間もあり、内容として盛り沢山でした。

テクニクスさんが用意してくれた試乗車は、レーサーのYZ250FXとカスタムセローでした

梅雨明け直前の快晴だったので、かなりの暑さとなりましたが、基本的に休憩は自由に取れる雰囲気にしており、参加者には経口補水液を配布するなど、熱中症や脱水症状には気を付けながら開催しました。体調を崩される方も出なくて一安心でした。

午後からはフラットダートのコーナー攻略についてのスクールでした

渡辺学監督は、各地で行われているスクールに呼ばれて講師をすることはあるものの、ツイスターレーシングとして主催するのは初めてでした。今後ツイスターレーシングを広める活動の一環として力を入れていこうと思っているようですので、こうしたスクールを通してメンバーの顔と名前を知ってもらい、ファンを増やせたらいいなと思っています。

今回の参加者は、皆さん満足度が高かったようです。年内にまた開催しようと思っていますので、楽しみにしていて下さい。

メインハーネス 端子交換 YZ250F

レースのインターバル期間中にマシンをリフレッシュしてほしいとご依頼を頂きましたので、作業の様子を少しご紹介いたします。

YZ250FXのエンジン腰下OH、ハーネスの点検等をご依頼頂きました。ハーネスチェックまでなると殆どバラバラの状態にしないと状況が把握できませんので、お見積りを作成する為にもすべての部品を外していきます。

フレームはかるくブラストして綺麗になりました

エンジンは各部チェックして必要な部品出しを行います。部品は、発注してから入荷するまで時間がありますので、その間に他の作業を進めます。

本日はメインハーネスのチェックを行いました。電気関係のメンテナンスは、オフロードバイク(特に近年のモデル)ではかなり重要になります。レース会場などに行ってもトラブルの多くは電気関係です。そしてほとんどの原因が短絡か断線(接触不良)で、事前に清掃したり、見て触るだけでも、大半はトラブルを防けるものが多いです。

ざっと汚れを落として、カプラや端子を順番にチェックしていくと、さっそく端子の割れを発見しました。

端子が割れています。このままでは接触不良になる可能性があります。

今回、まだ不具合症状は出ていませんでした。しかし近い将来、必ず不具合に繋がる時限爆弾になります。そしてこれが、レース本番や練習中などに発症するから最悪です。折角の楽しい週末が台無しになってしまいますよね。

リテーナーが付いてると確認しづらい場合もありますので、配線ドライバなどで押してみたり、注意深く確認します。

リテーナーが付いていると、ぱっと見では端子が割れているかわからなかったりします

リッジサイクルでは、カプラや端子も常に在庫するようにしています。レース会場でも対応できると思いますので、配線トラブルの際はお気軽にご相談ください。

リッジサイクルでは、カプラセットを常備しているのでほとんどの修理に対応可能です

今回はカプラ側は問題無さそうなので、端子のみ交換しておきました。

今回は端子のみ交換で済みました

こういった修理では、端子のかしめが重要になります、適当にやると軽く引っ張っただけで抜けてしまったり、断線させてしまったりと余計なトラブルに繋がります。

個人的には端子のかしめは、道具で決まると思っています、昔は腕なのか??と思ってましたが、そこそこ良い道具を使うと勝手に綺麗に仕上がります。

ちなみにリッジサイクルでは、ヒーロー電気の圧着工具(FRH-07)を使っています。正直、電気関係の工具はそこまで詳しくないのですが、間違いなく今まで使っていた物よりは仕上がりが良いです。

端子のかしめは道具で決まります

こんな感じで1つずつ確認し、清掃しながら仕上げていきます。それなりにバラさないとハーネスを点検するのは大変ですが、見えるとこだけでもやっておくと違うと思います。

自分で作業するのは大変だなって事であれば、リッジサイクルに車体のメンテナンス等と併せてご依頼ください! ハーネス関係はバラバラにする都合上、普段の洗車では綺麗に出来ない部分も軽く綺麗に出来るというメリットもあります。

ヒーロー電気の圧着工具(FRH-07)

こちらの工具は、上記リンクからお買い求め可能です。電工ペンチも色々ありますが、千円前後の安いモノでは綺麗に仕上がらないことが多いので、一ついいものを持っておくとずっと使えて安心です。

高圧洗浄機 ビットリオZE の修理

タイトルの通り今回は高圧洗浄機を修理してみたのでその内容を記載しておきます。高圧洗浄機はオフ車乗りの方なら馴染みのツールだと思います。外で使えるエンジン付き高圧洗浄機は、憧れの一品だったりしますよね。

値段がそこそこ高い上、嵩張るし重いので中々購入に踏み切れない方も多いと思いますが、やっとの思いで手に入れても1年くらい壊れてしまったなんて話もチラホラ耳にします。壊れた場合、メーカーに聞くと基本的に部品交換になることが多い印象ですが、今回は謎の動きをしていたので試しにバラしてみることにしました。

今回この高圧洗浄機は、中古で手に入れたんですが、使用期間は2,3年でしょうか。オーナーの方が別の高圧洗浄機に買い替えるとのことで、古くなったこの機種を譲って頂きました。その節はありがとうございました!

蔵王産業(ZAOH)製 ビットリオZEという高圧洗浄機です

壊れてしまったのは、蔵王産業(ZAOH製)のビットリオZEという、エンジン式のなかではコンパクトな高圧洗浄機です。ABITツールさんが取扱いしている製品で、JNCCの会場などでも販売しています。お手頃価格でコンパクトなので、持ち運びしやすいのがうけて、中々人気の商品です。

持ち帰ってきて、まずはどんなもんかと始動点検してみます。エンジンは普通にかかりますが、エア抜きのバルブを閉めるとエンジンが止まってしまいます。また、ガンを握ると高圧の水は噴射されるものの、ガンを離すとエンストするという症状でした。

症状からしてエンジン側というよりポンプ側に問題がありそうだったので、試しにバラしてみました。

ポンプ側だけ分解してみました

ポンプ側は水が入って圧送する役割がありますが、バラしてみるとその仕組みが良く分かります。仕組みについての詳細は割愛しますが、右上の丸い部品がエンジンの動力で回転することで、左上のピストンが順に上下動し、入ってきた水を圧送している構造でした。

水を圧送しているだけあって、ガンを握っていない時は水圧が一定以上掛からないように水の侵入を止める必要があります。その役割をしているのがプレッシャーバルブで、今回はそのプレッシャーバルブが固着していることが原因でした。プレッシャーバルブが固着すると、ポンプ内の水圧がどんどん上がってしまうので、エンジンが止まってしまいます。

リリースバルブの構造。一番左のバルブが砂がみして固着していました。

単純にこのプレッシャーバルブの固着を直したら症状は解消しましたので、もし同じような症状が出ている場合は、各バルブがきちんと可動するか確認してみて下さい。ここまでバラバラにしなくても直ると思います。笑

バラしたついでと言ってはなんですが、分解した際にオイルっぽいものがこぼれてしまったのでエンジンオイルを入れておきました。オイルっぽいというのは、以下の画像のように水分が混じって乳化してしまったオイル状のものです。元が何だか分からなかったのですが、少し調べたら普通のエンジンオイルで良さそうでしたので、なんとなく入っていたであろう量を適当に入れています(笑)

水分が混じって乳化してしまったオイル、だと思われます。

メーカーに問い合わせると、基本的にポンプはアッシー交換(一式交換)となるようですが、今回はバルブの固着が直接の原因だったので、とりあえずの修理は出来ました。もし同じ症状でお悩みの方がいましたら、まずは各バルブがきちんと可動するかチェックしてみて下さい。それでも改善しない場合は、ABITツールさんのアフターサービスに相談してみるとよいと思います。

もしかしたら悩んでいる人が多いネタかも?と思ってこの記事を書いてみました。参考にしてみて下さい。

JNCC ダイナランド サポート参戦

梅雨に入りバイク乗りにとっては天気予報が気になる季節になりましたね。雨の中練習に行くほどのガッツは持ち合わせていないので、このところの週末はお仕事しております。

さて、タイトル通り、JNCC第4戦 ダイナランドのサポート参戦に行ってきました。今年の渡辺学選手は、全日本モトクロスが優先なので、JNCCは開幕戦に引き続き2回目の参戦となります。

いつも通り金曜日の夜には現地入りして、土曜日の朝から準備を進めます。久々なので、しっかり準備したこともあり、選手もマシンも上々の仕上がりです。

土曜日は、いつものようにコースを下見しました。ダイナランドは今年初開催の会場で、シーサイド糸魚川に似たような起伏のあるコースでした。雨が降っていたこともあり渋滞箇所が幾つかありそうな感じで、 難易度は、ビギナーさんには難しそうかな?と思えるレベルでした。

レース当日は晴れましたが、コンディションは雨の影響が残っており、昨日の下見通りの展開が予想されました。久しぶりのJNCCとあって、渡辺学選手も気合が入っていたように見えました。

ツイスターレーシングのメンバーがサポートしてくれました

スタートしてから少し走ったところにある、難所となるであろうと予想されたヒル。ゲレンデを登り切った後、更に15mくらいの斜度があるセクションなのですが、コンディションが悪かったこともあり渋滞していました。

1周目から渋滞スポットとなってしまったヒルクライム

そんな状況でしたが、渡辺学選手は難なくクリア。走りながら空いたラインを狙って直登するのは中々難しいと思いますが、そこは流石の走りでした。

渋滞を交わしてヒルを登りきる渡辺学選手

1周目は1位で戻ってきたので、序盤から調子が良さそうです。サインボードの用意と給油の準備を進めて、何周目に給油指示を出すか考えていたところ、2周目に戻ってこなくなったので、何か起きたと判断。パドックに戻ってみるとエンジンから異音がするとのこと。

色々チェックしてみましたが、レースを続けられる状態ではなかったので、リタイヤしたほうが良いと判断し、そのままリタイヤすることになりました。

エンジントラブルに見舞われたYZ450F

久々のJNCCでしたし、1周目の好調具合からして、今回も上位入賞に届く雰囲気はありましたが、まさかのマシントラブルでのリタイヤとなってしまいました。

昨年1年間、メカニックをやっていて普通の人よりかなり早い段階で各部が消耗しているのを目の当たりにしていましたが、更にその予想を上回るペースで各部が消耗してしまっていたようです。 JNCCトップライダーが乗るマシンであり、まして450ccモデルとなれば、各部品への負荷は相当なものだったと思われます。今後は、更に厳しい独自の稼働時間管理を設定し、念には念を入れたメンテナンスで対応していくことにします。

次戦、第5戦 神立スノーリゾートですが、コースが拡張されるとの情報も入っているので、万全の体制で臨めるようにしたいと思います。

全日本モトクロス第4戦 SUGO大会 サポート参戦

全日本モトクロス第4戦、SUGO大会のサポートに行ってきました。第3戦のオフロードヴィレッジに続いて今回もメカニックとしてサポートしに行きました。

SUGO大会は当日こそ晴れましたが、週中はしっかり雨が降ったので初日はマディコンディションとなり、ショートコースでの戦いとなりました。練習走行から帰ってきた選手たちは既に全身ドロドロです。

ツイスターレーシングからは4名の選手がIBクラスに出場します。顔ぶれは第3戦のオフロードヴィレッジと同様です。ポイント獲得に向けてみんな気合が入っています。

#45 原國 翼選手。前回、オフロードヴィレッジでポイント獲得し、流れに乗れるか
#42 井上 永斗選手。走り慣れたSUGOで結果を残せるか
#7 堀越 秀鷹選手。オフロードヴィレッジ3位入賞の勢いを活かせるか
#41 藤川 昴選手。走りこんできたSUGOで結果を残せるか

土曜日は、午前中に練習走行と予選があります。マディだったこともあり、中々難しい状況だったようで、予選は2名が通過となりました。

土曜の午後は決勝ヒート1。2名の選手はどちらもポイント獲得圏内でフィニッシュしましたが、レース中はスタートから出遅れたり転倒したりと、上手く乗れたとは言えない結果でした。それぞれに反省点もあったようなので、明日、日曜のヒート2では今日以上の結果を期待したいところです。

翌日、日曜日は朝から全員で下見に行きました。渡辺学監督からの指摘もあって、全員下見の重要性を再認識したようです。

メンバー全員でコースを入念に下見します

マシンのメンテナンスを自分がすることで、メンバーに時間的な余裕が生まれます。その為のメカニックでもあるので、下見やアップ等よりレースに集中できれば嬉しいですね。

隙間時間で自転車トレーニングをして集中力を高める#45 原國 翼選手

決勝ヒート2もスタートが決まらず後方から追い上げる展開に。昨日と違ってフルコースとなったので、今まで走りこんできた経験値が活かせる状況になりました。コンディションも回復して完全ドライ。どこまで追い込めるでしょうか。

抜きつ抜かれつを繰り返し、あと一歩のところでフィニッシュ。何とかポイント獲得圏内でゴール出来ましたが、課題の残る結果となってしまいました。

簡単に結果をまとめますと…

#7 堀越 秀鷹選手(予選:3位、決勝ヒート1:11位、決勝ヒート2:10位)
#41 藤川 昴選手(予選:19位)
#42 井上 永斗選手(予選:11位、決勝ヒート1:14位、決勝ヒート2:12位)
#45 原國 翼選手(予選:19位)

前回のオフロードヴィレッジと比べると、#42 井上 永斗選手の活躍は嬉しかったですね。決勝両ヒートでのポイント獲得は大きな自信に繋がると思います。

レースの詳細については、ツイスターレーシングブログに書いてありますのでご覧になってみて下さい。

ところで、今回は、メンバーの一人のマシンで日曜日の朝、練習走行の出走直前にトラブルがありました。スタータスイッチを押してもセルが回りません。スイッチを押すと燃料ポンプは動いたので、スタータスイッチは異常なしと判断しました。続いてセルを直結してセルモーターの作動確認をします。こちらも異常なし。次はメインリレーを疑い、交換してみましたが症状が変わらずでした。再びセルスイッチ回りをよくよく調べてみたら、コネクタの中で断線、という結果でした。

配線やコネクタは、泥や水で劣化して接触不良や切れてしまうことは良くあります。今回はコネクタの中での断線、しかも微妙に接地していた為、発見まで時間がかかってしまいました。

出走間近でエンジンが掛からない系のトラブルは焦ります

この手のトラブルは発見しにくいだけでなく、レース中などタイミングが悪い時に発生すると、結果に大きく響いてしまいます。 何とか決勝出走には間に合いましたが、練習走行には間に合わなかったので、別のマシンで辛うじて出走しました、練習走行も自分のバイクで走れていれば、決勝の結果は変わったのではないかとの思いが、少々心残りでした。

無事にレースを終えたツイスターレーシングのテント

今回の件が気になったので、帰ってから別のマシンでこの事象を再現して検証してみました。セルスイッチの配線を完全に外すと、セルスイッチを押しても燃料ポンプが動かなくなったので、自分の判断は誤りではなかったことが分かりました。燃料ポンプが動いたので、セルスイッチ(配線まで含む)は異常なしと判断ましたが、微妙に断線している場合は、燃料ポンプは動くがセルは回らないという症状になるということは今回初めての体験でした。

セルスターターの配線は、シュラウドの中にあります
カプラーの中の配線が半分以上断線していたのが原因でした(完全に断線すると燃料ポンプも動かない)

今回のことを踏まえ、自分なりの反省点としては、コネクタ等をチェックする頻度を増やす。朝、起きたらすぐにエンジンをかけて、エンジン回転数がスムーズに上昇するかチェック(YZは、どこかに異常があるとエンジン回転数が上がらないなどの制御が入る場合があります)そしてエラーコードをチェックする。
出走直前でバタバタするようでは、メカニックとしてまだまだだなと痛感しました。メカニックとして今後も精進しようと思った今回のサポート参戦でした。

YZF系のセル付き車両では起こりうるトラブルだと思います、皆様もお気を付けください。

JEC全日本第2戦(中日本大会 いなべ2DAYS)

JEC全日本第2戦 中日本大会に参戦してきました。岐阜県(と言っても三重県と愛知県のすぐ近く)のいなべモータースポーツランドでの開催となり、全日本大会と中日本大会が併催となる大会です。

第1戦の広島大会は4位でしたので、今回もポイントを取って昇格に繋げたいところです。NBクラスは速いライダーがちょこちょこ参戦されるので、何気に一番昇格が難しいクラスではないかと思います。

開催週の平日は、火曜から木曜までしっかり雨が降ったようでコンディションはマディでした。幸いにも下見の為に現地入りした金曜日からは天気が回復。コースには雨の影響が残っていましたが、当日降られるよりは大分マシです。土曜日は若干マディ、日曜日はドライになりそうな状況でした。

レース当日は快晴となりました

1日目、現地入りは6時前。5時起きになりましたが前日夜は早目に就寝できたので体調はバッチリです。レースの日のほうが大抵早く寝られるので、普段より少しだけ健やかな生活になります(笑)

受付け、車検を終えた後、パルクフェルメにバイクを格納します。NBクラスは午後からなので、午前中は他のクラスの走りっぷりを観戦しました。知り合いが何名か他のクラスに出ていたのでそのサポートも含め、コース内を下見を兼ねて動き回ります。

軽い昼食の後、いよいよレースがスタートします。半日待たされると集中力を維持するのが少し大変です。あまり長時間待たされるとレース前に疲れ切ってしまいますよね。

スタートラインに並んだのは昨年のポイント獲得順。お隣はお知り合いの方なので、テスト区間で譲り合ったり、多少融通が利きました。

Day1スタート

まずはタイム計測なしのサイティングラップ。バイクの調子と路面の状況をしっかり確認します。路面は思ったより回復しており、ほぼベスコンでした。

1周目のルート、タイム設定も余裕なのでツーリング気分です

ルート区間は、身体を休める為にツーリング気分でゆっくり周回。今回のコースレイアウトは、ルート区間で難所となるようなところもなく、テスト区間に集中出来そうな手応えでした。気温も上がって暑くなってきているので、無駄な体力消耗は控えます。

テスト区間、 乗れていない感覚はなかったものの、思ったよりタイムが伸びず、テンションが上がりません。 気になるラインを何度か試そうとしましたが、テスト区間ではとにかく転ばないことが最優先なので、安全マージンを多めに取って走りました。ライン取りをあれこれ考えながら自分なりに攻めてみたのですが、思うように順位は上がりませんでしたね。

テストは頑張って走りますが、、思うようにタイムが伸びず

毎周同じようなタイムでしたが、結局それほど大きなブレ幅もなく無難に終わってしまった印象でした。今年のNBは、有名なライダーの名前がチラホラ散見され、レベルが高いですね。もうちょっと攻めないと入賞圏内に届かないことに気づかされて終わってしまいました。

最終的に1日目は7位。1日目のIAやIBの走りを見てイメージも湧いたので、明日はもうちょっと気合を入れて攻めてみることにします。

2日目は、車検がない分、少しゆっくり目の朝となりました。朝の一時間の違いは大きいです(笑)前日に引き続きNBクラスは午後からスタートとなるので、その間は仲間のサポートや応援して時間を過ごします。

午後からはいよいよDay2のスタートです。コンディションは完全にドライ。昨日よりスピードレースになる予感です。安全マージンを多少削りつつ、攻めるところは攻めるメリハリのある走りを意識してスタートしました。

Day2スタート

クロステストは前日同様、走りやすいコンディションでした。前日飛びきれていなかったジャンプをしっかり飛んで、スピードを乗せていきます。前日より各所で開けることを意識しました。

クロステスト

クロステストの中に、丸太が並んだセクションがあったのですが、結局最後まで飛びきれず…。成田モトクロスパークにも同じようなセクションがあり、そこと似ている感覚はあったものの、クロステストでの転倒リスクを考えると飛び込めませんでした。ここが飛べていればあと2,3秒は縮められた気がします。

飛べそうなんだけど。。。

エンデューロテストは、全体的にペースを上げつつ攻めてみました。長い下りでフル加速してからの、下りきったところを鋭角に曲がるコーナーがあるのですが、そこの処理がイマイチ決まらず。。。路面はドライなので、アスファルトのように固くなっており、フルロックして車体を維持するのが難しかったです。

下りからのコーナーが苦手でした
タイヤがロックしてしまいスムーズに曲がれないことが多かった

ウッズセクションは相変わらずの苦手意識が出てしまい、あまりペースが上げられず…。トータル5周の中では改善するレベルまでは持っていけませんでした。ここは今後の課題として練習が必要だと痛感しました。

ここのウッズ?も苦手でした

沢と水たまりの部分で思うように開けられていなかったので、そこは汚れを気にせず(笑)開ける意識で走りました。ここは前日より上手く走れたような気がしました。

午前中に下見したイメージを思い出し、全開を意識して走破

少しでもアクセルを開けるのは、意識をしないと中々出来ません。その分、身体を使いますので筋力も必要になります。

ストレートの短い区間もしっかり全開にする

結果的にエンデューロテストは、前日より20秒以上縮めることが出来ました。1日目からこの走りが出来ていれば結果は違ったと思いますが今となっては後の祭りです。この辺がオンタイムエンデューロの難しいところかもしれないですね。

一通りテストが終わり、暫定の順位が5位。残るはモトクロスコースでのファイナルクロスを残すのみとなりました。モトクロスはスタートが大事ですが、どちらかというとタイムが大事なので、1周目は様子見、2周目以降に攻めてみる作戦にしてみました。

スタート出遅れました

スタートは若干タイミングが合わずミスしてしまい、フロントが浮いてしまったので出遅れてしまいました。しかし1コーナーは4位くらいでやり過ごし、そのまま集会を重ねます。

1周目終わって4番手

前走車との距離は詰められたものの、中々抜くタイミングがなくそのまま3周目に突入。結局順位を上げることが出来ず4位でフィニッシュとなりました。

3周はあっというまに。。

タイム差がないライダーとのモトクロスでのやり取りは難しいですね。3周3分半の中では抜くに至りませんでした。モトクロスコースでの練習が足りなかった気がします。

すべてのレースが終わり、一息ついて片づけの後、1時間以上待って(抗議を受付ける時間があります)バイクを回収します。18時半も近くなり、少し薄暗くなった頃に表彰式がありました。結果的に総合6位入賞となりました。

Day1-7位/Day2-5位 総合-6位

全日本第2戦 中日本大会は以上となりました。入賞&ポイント獲得できたのは嬉しかったですが、課題の残るレースとなりました。反省点としては・・・

 ・安全マージンを削って最初からもうちょっと攻める
 ・筋力が落ちている気がしている(笑)

2戦を終えて、ランキングは33ポイント獲得で6位。全日本大会はあと2戦なので、どちらも入賞出来れば昇格が見えてきそうです。残り2戦に向けて、今回の課題を潰せるよう頑張っていきたいと思います。

ランキングは6位

JECの第3戦は北海道です。どこになるかはまだ不確定のようですがルスツが濃厚だとか。北海道は行くまでが大変ですが、一度はあの広大な大地を走ってみたい気もするので、しっかりお金を貯めて参戦したいと思います。

CRF250Lモタードカスタム(ホイール交換)

CRF250Lのモタードカスタムのオーダーを承りましたので、折角なので記事にしたいと思います。

オフロードバイクをモタード化する需要は結構多くお問合せ多いですね。オフ車ベースのモタード車は、パワーがあって車体も軽いので街乗りでも軽快に走り回れます。そして何よりカッコいい。これ大事です(笑)

モタード化する場合は、車種別のコンプリートホイールを組むのが一番手間が掛かりません。専用品なので当然っちゃ当然ですが、専用品が売ってない場合は、純正ハブを使って組み直す必要があります。以前KLX230をモタード化したときは、純正ハブを摘出してEXCELにリムを作ってもらい、スポークを作り直したので結構大変でした。

今回オーダー頂いたCRF250Lは、専用のホイールが販売されているので比較的簡単にモタード仕様にする事ができます。

F2.75×17(110/70-17)R3.50×17(130/70-17)

CRF250Mの純正ホイールを装着してしまうのが加工もなく1番簡単です。純正は、前後ホイールで131,780円になります。

Z-wheel F3.50×17 R4.50×17

お客様のご要望もあり、今回はZ-wheelをチョイスしました。Z-wheelは、CRF250Mの純正リムよりワイドになっており、より太いタイヤに対応しています。前後ホイールで130,350円と純正よりも若干お安く、タイミングによっては更に5~10%程度セールしている場合もあります。

この他にも、コンプリートホイールはTGRから発売されています。TGR製は、D.I.Dのリムを使用していて、サイズは2種類から選べます。152,900円なので少し高価にはなりますが、天下のD.I.Dリムの安心感はありますね。

タイヤはスポーツ走行を意識しつつも、メインの用途は通勤や街乗りとの事でしたので、ピレリ製ロッソスポーツを選択しました。このタイヤは、グリップ性能を意識した小排気量向けストリートバイアスタイヤです。温度依存も少なく普段使いしやすいオールラウンドなタイヤですが スポーツ走行も楽しめます。低価格なのも魅力ですね。

今回選んだのは PIRELLI DIABLO ROSSO SPORT

スポークホイールにチューブレスタイヤを装着する為には、チューブレスキットが必要になります。今回使用したのは、OUTEXのチューブレスキットです。前後で12,500円なので、少し高いかなとも思いますが、施工も簡単でサイズも車種専用になっています。

OUTEXチューブレスキット 車種やホイールメーカー別に専用サイズが販売されている

チューブレスキットは、ニップルにテープを貼り、専用両面テープ、保護シートを張り付けて密着させることでエアが漏れなくなります。 どんなホイールにも対応していますので、チューブレス化をご検討の方、お気軽にご相談下さい。

ニップルテープ、専用両面テープ、保護シートを張り付け密着させることでエアが漏れなくなる

撮り忘れてしまって殆ど写真はないのですが、施工は簡単です。しっかり脱脂して、しっかり温めて、しっかり貼る!これだけです。貼り直しがきかなかったりするので、焦らずじっくり作業するのがコツです。

グリスアップも忘れずに実施

タイヤとホイールが組みあがったので、車体へ仮付けしていきます。タイヤが太くなるので、フォークガードの干渉を懸念していましたが、予想通り干渉してしまいます。

フォークガード、ブレーキホースがタイヤに干渉してしまう
反対側も同様に干渉している

干渉している個所を確認したらフォークガードを外して、加工します。純粋に干渉個所をカットするのみです。左右のバランスを考えながら純正っぽく仕上げてみました。ブレーキホースは、外回しにする事も考えましたが、タイラップで寄せておきました。

フォークガードのカット、ブレーキホースはタイラップで固定する
こちらはフォークガードのカットのみ

モタードホイールに換装すると、車高が下がるので、サイドスタンドも要交換となります。スタンドはZETAの25mmショートタイプを装着しました。

ZETA 鍛造アルミキックスタンド

というわけで、モタード化カスタム完了です。色合いもバッチリでカッコよく仕上がりました。カッコいいは大事です(2回目)

CRF250L モタードカスタム

街乗りならブレーキもそのままで制動力は必要十分ですね。サーキット走行も視野に入れて、サスやブレーキもカスタムしたいなんて場合は、もちろん強化が必要になります。

気になるお値段は、トータル19万円くらいでした。安くはないカスタムにはなりますが、スプロケやブレーキディスクを別途用意すれば、オンオフの切り替えがワンタッチ仕様にもできます。

意外と多いモタードカスタム、いかがでしょうか。街中で目立つこと間違いなしです。