2021年YZ250FXの新車納車!

出荷が遅れていると連絡があった2021年式YZ250FXが順次出荷されています。本日はタイミングよく2台同時に納車となりました。

2021年式YZ250FXが3台並ぶと壮観ですね!

どうせなら軽く乗ろうということになり、猿ヶ島での納車。前夜の雨でドロドロになる予感満載でしたが、最近できた焼野原コース?でアレコレ練習してきました。

河川敷は路面が荒れているので難しいですね。路面の轍が不規則だったり、ふいに穴が開いていたりと、油断できないコースは疲れます。こうしたコースはあまり得意ではないので、課題を決めて黙々と周回を重ねました。。。(笑)

2021年式のYZ250FXについては、当店の受注分はこれですべて納車が済みました。残るはYZ125Xのみ。今月末には入荷するようです。大変遅くなってしまい申し訳ないです。もうすぐ2022年モデルの発表になってしまいますが、コロナ禍のこのご時世なので致し方ありませんね。

猿ヶ島にいた方々と少し雑談したのですが、YZ250FXを探しているという方は結構多いですね。今となってはもうオーダーできませんから、新車発表があったら即注文されることをオススメします。現車を見ないで買うことに抵抗があるかも知れませんが、モディファイされた箇所を調べて購入する・しないを判断するのが良いと思います。ちなみに2022モデルは、エンジンはフルモデルチェンジされると思います。(YZ250Fのエンジンがモデルチェンジ済みのため) 

最近のYZ20FXは車体がコンパクトになり大変乗りやすいです。初心者から上級者まで扱いやすい懐の深さがありますので、もし興味があるようでしたら、お早めにご相談ください。

全日本モトクロスR1 HSR九州 サポート参戦

前回の記事でも紹介しましたが、全日本モトクロスが開幕となりました。第1戦はHSR九州で行われます。関東からだと1200㎞なので中々の距離です。

木曜日の夜に出発し、翌日現地入り。諸々準備をして当日に備えます。土曜日は午前中が予選、午後が決勝のヒート1。日曜日の午前が決勝ヒート2となります。予選が通らないと土曜日の午前中で終わってしまうという厳しい戦いです。

TWISTER Racingからは、4名の選手がIBクラスでの出場でした。

#7 堀越 秀鷹
#41 藤川 昴
#42 井上 永斗
#45 原國 翼

各ライダーのマシンを準備します。基本的な整備は出来ているので、当日は最終チェックのみ。モトクロスはエンデューロと違い、各ヒート毎に整備する場合があるので、忙しくなります。

レース前チェック。当日の天気に合わせてエア調整中。
各ヒート毎に整備する場合があるので意外と忙しいです

いよいよ予選がスタートします。予選はA・B・C組とわかれ、各組上位10名が通過できます。 TWISTER RacingはA2人・B1人・C1人に分かれました。組を選ぶ事はできませんが、4人同じ組になると全員が通過できる確率が下がるので避けたいところです。

渡辺学選手に見守られながらスタート準備をする#42 井上永斗選手。
今日の為にサスなど、セッティングを一緒に煮詰めてきた#45 原國翼選手。

いよいよ予選がスタートします!

スタートは緊張の瞬間です

スタート前は緊張の一瞬です。予選は10分1ヒートのみなので、スタートが決まると大分有利になります。いかにスタートで少しでも前に出るかで、その後の展開も大きく変わってきます。

#45 原國翼選手がいい感じにスタートしましたが、#42 井上永斗選手が埋もれてしまう展開に

スタートしました! #45 原國翼選手が中々の飛び出しでしたが、#42 井上永斗選手は集団に埋もれてしまい、他車に巻き込まれて転倒! まさかの後方スタートとなってしまいました。モトクロスのスタートは1列に並んだライダーが1コーナーめがけて集中するのでどうしても接触や転倒が多くなります。タイヤ半分でも前に出られれば違うんですが…。

巻き込まれ転倒がありましたが、最後まで走り抜きました

気を取り直して追い上げ体制に入ります。かなり不利な状況になってしまいました。何とか追い上げてほしいところでしたが、結果的に14位でフィニッシュとなり、予選通過は叶いませんでした。予選通過する実力はあると思うので、次回に期待したいですね。

10位圏内をキープしていた#42 原國翼選手

先行する#45 原國翼選手は、10位圏内が見えており、ラストラップまで順調に周回を重ねていましたが、なんとゴール手前の2コーナーで転倒。12位フィニッシュとなり予選落ちとなってしまいました。後ほど本人に聞いたら、もう一人抜こうと思って力んでしまったとのこと。また後ろのライダーとのやり取りで少し焦りが出てしまったようです。ラストラップだっただけにそこは冷静に行ってほしかったですね。ペース的にも予選通過することが出来たと思うので、かなり悔しい結果になりました。後方から徐々に順位を上げてきて、予選通過確実な展開だっただけに、思わず声が出てしまいました。

続いてBグループがスタートします。#7 堀越秀鷹選手が出場します。

スタートで少し遅れてしまった#7 堀越秀鷹選手

こちらもスタートはやや遅れてしまい、追い上げる展開となります。順調に周回を重ね、徐々に順位をあげていきます。

調子が良かったようで徐々に順位を上げていきます
前走車をしっかり見据えてプッシュする#7 堀越秀鷹選手

ライバルたちを上手にパスしつつ、しっかりと追い上げ、最終的に4位でのフィニッシュとなりました。TWISTER Racingとしては、一人目の予選通過となりました。

最終、予選Cブロックは#41 藤川昴選手が出場します。

飛び出しは良かったものの集団に飲まれて中盤からのスタート

スタートは中盤位をキープし、徐々に追い上げる展開。1周目は11位、3周目には10位と決勝圏内にいましたがその後ジャンプで他車との接触があり転倒してしまいました。

ジャンプでの転倒があったものの、最後まで走り抜けました

リスタートして順調に周回を重ねたものの、予選通過の10位は届かず最終的に17位でフィニッシュ。こちらも予選通過は叶いませんでした。

転倒が最後まで響いて17位と実力が発揮できませんでした

TWISTER Racingから出場した4名中、1名のみが決勝進出となりました。みんな予選通過圏内のタイムを出していただけに残念でしたが、#7 堀越秀鷹選手に望みを託します。

午後からは決勝となります。予選を通過した#7 堀越秀鷹選手が出走します。調子が良さそうだったので、期待が高まります。

決勝はまた違った緊張感でスタートします

決勝ヒート1では、またしてもスタートが出遅れてしまい、追い上げる展開となり12位でフィニッシュ。タイム的には少し自分の力が出し切れなかったでしょうか。

中々ペースが上がらず周回だけが消化されていく展開でした

翌日、日曜日のヒート2では、前日同様、スタートが決まらず追い上げ展開となりました。徐々にペースを上げるものの、最終的に9位でのフィニッシュとなりました。

昨日よりは攻めた走りだったので実力が出せているように見えました

エンデューロと違ってモトクロスは予選に通ることが絶対条件になりますが、どうしても他車との接触や巻き込まれての転倒なのが起きますので、そうした状況への対応が求められますね。より冷静に、それでいて速く走ることが大切だということを改めて感じました。

日々のトレーニングや練習を目の当たりにしていたので、遥々九州まで来て土曜日の午前中の予選で終わってしまうのは儚ないものがありました。みんな予選を通過する実力はあると思うので、次戦はしっかり決勝まで進んで熱いレース展開を見せてくれると信じています。

次回、第2戦は広島の弘楽園ですね。応援、宜しくお願いします!

全日本モトクロス サポート参戦の準備

全日本モトクロスがいよいよ開幕となります!

昨年はJNCCをフルサポート参戦しましたが、今年はTWISTER Racingの全日本モトクロスもサポート参戦することになりました。皆様の応援、宜しくお願い致します!

先日は、そのための準備としてマシンのメンテとサスのセッティングを実施しました。

マシンのメンテは、主にエンジン系、電気系のメンテナンスが多いです。基本的にエンジンは、オーバーホールしています。モトクロスとエンデューロを比べると、 熱の入り方や速度域が違うので、 エンジンの消耗の仕方が異なる印象です。

サスのセッティングに関しては、ライダーの体重や要望に合わせてシム調整を行い、1台ずつ仕上げています。俗にいうリバルビングと言われる作業ですね。今回は初期の入りをよくするようなリセッティング。これは完全に好みやフィーリングがありますので、セッティングはライダーの要望に合わせる方向で調整します。基本的な方向性としては概ね同じですけどね。

第1戦は、九州の熊本で開催されます。金曜日に現地入りして入念に準備する予定です。

関東からはかなり距離がありますが、 飛行機だと2時間の7千円くらいで行けますので、是非皆さんも応援に来て下さい(笑)

オススメのグリップ「Lock-On Grip」のご紹介

桜も満開となり大分春めいた陽気になってきましたね。バイクに乗るには快適な季節がやってきました。

実は、先週のJEC全日本開幕戦、広島大会に参戦してきました。当日は春の嵐となり土砂降りの中スタートするという過酷なレースとなりましたが、クラス入賞という結果を出すことができました。この件については、別途改めて記事にしたいと思います。

今日は、そのJEC全日本開幕戦で使用してみた新しいグリップの紹介です。

Half Waffle MX Lock-On Grip Set Grey / Soft Compo
3800円(税抜)

グリップは、去年からオンラインショップでも扱っているLock-On Gripを愛用しています。今までは標準タイプを使用していましたが、今回、試しにソフトコンパウンドモデルを試してみました。結果として、非常に扱いやすくエンデューロレースで活躍できるモノだと思いました。

通常のLock-On Gripは、硬めの握り心地でモトクロス用途の商品です。細くて握りやすいのですが、雨が降ると、この硬さのせいか少し滑る印象がありました。その点、今回のソフトコンパウンドモデルは、グリップのリブに高さがあるので、滑るような印象はなく、操作感が損なわれませんでした。そもそも手で触って分かるレベルでゴムが柔らかいので、走行時の振動も吸収してくれている印象で、疲れにくかったように思います。

JEC全日本開幕戦は、土砂降りのマディだったので、当然グローブは泥で汚れました。多くのグリップは、リブの目に泥が詰まってツルツルになってしまいますが、このソフトコンパウンドモデルは、そんな風にならなかったので、転倒して地面に手をつくシュチュエーションが多いエンデューロレースに適していると思います。さらに振動も軽減してくれるとなればいいことづくめですね!

通常モデルは様々なカラー展開となっていますが、このソフトコンパウンドモデルはグレーのみとなっています。どの車両にも合う色ではありますので、気になる方はチェックしてみて下さい。

オンラインショップはこちらからどうぞ。

https://ridge-cycle.shop-pro.jp/?pid=154104381

JNCC開幕戦 サザンハリケーン大阪 サポート参戦

2021年のJNCCが開幕しましたね。今年も渡辺学選手の専属メカニックとしてサポート参戦します。渡辺学選手は、今年のJNCCにはスポット参戦の予定となっておりますが、参戦する時はサポートさせていただく予定です。

前日まで春の雨が残る天気予報となっておりましたが、レース当日は晴れ。水はけの良いプラザ坂下での開催なので、ベスコンになると予想してタイヤは前後X20で行くことに。去年の燃料消費データを元に、ノーマルタンクでも行けると判断してビックタンクからノーマルタンクに変更しました。

今年から大会前日の土曜日に、YAMAHAユーザ向けのプログラムとして、bLUcRU会員向けにオフロード講座が開催されました。1時間ほど鈴木健二選手によるオフロードバイクの基礎講習の後、渡辺学選手、馬場大貴選手とともにコースの下見が出来るというものです。プロ目線でのライン取りやコース攻略方法、状況に応じた対処方法など、ライダーのレベルに合わせたアドバイスが直接聞けるのは、貴重なコース下見となりますね。メーカーがこうしたコンテンツを用意するのは今までにない取り組みだと思いますので、こうした機会にプロとの距離が縮められるのは嬉しいですね。

午前中のFUNクラスが終わった後、COMPのレースが始まります。昨年総合優勝の渡辺学選手から入場です。

スタートラインについて軽く談笑中

今回のプラザ坂下のコースは、昨年よりエンデューロ要素が多くなり、ヒルクライムやモトクロスコース外のウッズが多めになっていました。コースの難易度もさることながら前走者との駆け引きも重要になってきます。

レースは、予想通りトップ争いが続きます。馬場大貴選手との一騎打ちが多い展開となりました。

抜きつ抜かれつの展開が続き、気が抜けない状況が続きます

今回も人工セクションは、巨大丸太に巨大タイヤと油断できないセクションでした。しかも1チャレンジのみという制約があり、失敗するとエスケープルートへの迂回が強制されるので大きなタイムロスとなります。斜め丸太では多くの転倒者が出ており、巻き添えになる場合もあるので状況判断が難しくなりますね。

ベスコンとはいえ、スピードレンジも高く緊張感のあるレース展開となりました

渡辺学選手は特にマシントラブルもなく、順調に周回を進めます。給油タイミングを厳密に計算し、今回は8周目に設定。馬場大貴選手も同じタイミングでの給油でした。

今回このようなヒルが4か所ほどあり、失敗すると大きくタイムロスするセクションが多かった印象

AAクラスの選手でもケガ人が何人か出ていたようで、意外とリタイヤも目立つレースでしたね。

ベスコンとなったのでペースは速めの展開が続きます
モトクロスコースでのスピードは群を抜いていました
油断ならない状況が続きます

L2になった頃、トップを走っていましたが、ヒルでスタックした前走者に巻き込まれたようで馬場大貴選手に抜かれてしまいました。流石にL2で30秒以上の差がついてしまうと挽回も厳しく、そのまま2位でのチェッカーとなりました。うーん、残念! あと数秒状況が違えば結果は変わっていたかと思うと悔しさが残るレースとなりました。

今年から通常の表彰式となりました

今年はスポット参戦の予定なので、参戦した時は優勝を狙いたかったですが今回は残念でしたね。それでも安定のトップ争いを続け、会場を盛り上げてくれました。

リッジサイクルのお客さんもCOMP Aクラスで参戦し、入賞されてました。おめでとうございます! この日はいい感じに乗れていたようで楽しんでおられました。

レベルの高いCOMP Aでの入賞、おめでとうございます!

次戦は第4戦のダイナランドになるかと思いますが、初開催の会場となりますのでどんな展開になるか楽しみですね。次回もキッチリ仕上げてサポート参戦しますので、会場でお会い出来たらお気軽にお声がけ下さい。

大人気ハンドガード取扱いのご案内

オフロードを始めた方によく聞かれるのが、ハンドガードはどれが良い?という質問です。オフロードバイクは転倒が付き物ですから、転倒時にダメージを受けやすいレバーを守るハンドガードは、必須装備と言えます。

ハンドガードにはいろんな種類があり、材質によって強度も違います。しかし装着することで重量が増えてしまったり、逆に弱すぎるとガードの役目をしてくれない場合もあり、実際どれが良いのか悩まれる方は多いです。

リッジサイクルではAcerbisのTRI-FITをオススメしています。こちらの製品は、オールプラスチック製でありながら剛性も十分で、装着した時の重量感が少なくハンドルのしなりなどを邪魔しない作りになっています。

見た目もスポーティでデザインも悪くないです

こちらからご購入頂けます。カラーも多彩なので、車両にあった色をチョイスしてください。

https://ridge-cycle.shop-pro.jp/?pid=158234840

取り付ける車両によっては、ハン ドル内径の違いからアタッチメントが必要な場合があります。2021年モデルのYZ250FXには以下のアタッチメントが必要でした。

TRI-FIT用アタッチメント

よりハードに使いたいという方、または何より頑丈さを重視する方には、Cycra製になります。こちらはアルミフレームで頑丈さは折り紙付き、形もカッコよいのでオススメです。メーター付き車両には、Uクランプモデルがオススメですね。

アルミフレームでより頑丈さを求めるならCycraがオススメです

こちらからご購入頂けます。

https://ridge-cycle.shop-pro.jp/?pid=158236124

リッジサイクルオンラインショップでは、 実際に使ってみて使い勝手が良かったものや機能性が考えられておりコスパの良いオススメのパーツを中心に取り扱っています。もちろん、カッコよさも大事な要素になりますので、そのあたりも加味してピックアップしております。

取扱のない商品も取り寄せ可能な場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。

KYB Technical Touch(テクニカルタッチ)製品のご案内

昨年取扱いを開始したTechnical Touch(テクニカルタッチ)のご案内です。
テクニカルタッチではファクトリーサスだけでなく、KYB純正部品の販売もしています。

下の画像は、リアサスをオーバーホールする際に必要となる消耗品がセットになったサービスキットです。こちらがあればリアサスをリフレッシュすることができます。

リアショック サービスキット

リアサスのオーバーホールは、特殊な工具が必要になります。特殊工具もネット通販で購入可能だったりするので、個人の方でもオーバーホールは出来ます。とはいえ、個人の方がご自分で作業することは中々ハードルが高いと思いますので、行きつけのバイク屋さん経由での業販も行っております。もちろん、リッジサイクルに丸投げ!でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

リアサスのサービスキットは一例で、各部品も1点から注文可能です。フロントフォークのサービスキットもありますが、下の図にある番号が振ってある部品はすべて個別に注文出来ます。

リアサスの部品一覧。番号が付いてる部品は単品購入可能です
フロントフォークの部品一覧。こちらも同様、番号付きの部品は単品注文可能です。

上の図のフロントフォークはクローズドカートリッジですが、オープンカートリッジやエアサスなども同じように細かい部品の取り寄せが出来ます。ご自分のバイクに到着済みのサスペンションが分からない場合でもご相談に乗ります。

サスペンションのオーバーホールは、年に一度は行ったほうが良いです。常に動いている部品なので、内部の消耗パーツは結構減ってしまいます。サービスキットに付属するパーツの交換することで、基本的には本来の性能に戻ります。稀にサービスキットに含まれる部品以外の消耗が激しい場合もありますので、その場合は別途部品が必要になる場合もありますが、いつオーバーホールしたか分からない!なんて方は一度検討してみてください。

テクニカルタッチ商品は、消耗品だけでなく、カスタムパーツも色々あります。今回ご紹介するのは、リアサスに取り付けるトリプルアジャスターです。こちらは純正サスに取り付けるパーツですが、純正サスでは調整できない微調整(1ノッチが細かくなる)とリバウンドのLowが調整可能になるパーツです。

リアサスに取り付けるトリプルアジャスター

もちろんファクトリーキットも取り扱っています。ちなみにファクトリーキットにはトリプルアジャスターが最初からセットされています。

ファクトリーキットのリアサスペンション

取扱商品に関するお知らせでしたが、KYBの細かな純正パーツも取り寄せ可能ですし、作業が不安でしたら丸投げして頂いても問題ありませんので、まずはお気軽にご相談ください。

リックサイクルオンラインショップ

https://ridge-cycle.shop-pro.jp/

2021年YZ125X、クロトレLDの新車納車!!

親子でレーサーデビュー♪
仲良し親子で憧れます。

レーサー購入前に、コースデビューやメンテの事を懸念されていたので、新車の納車をかねてクロスパーク勝沼に走りに行ってきました。

2021年式 YZ125XとBetaクロストレーナーLD

乗車前、乗車後のメンテナンスをアドバイスさせて頂き、コース内を案内して一緒に走り回りました。

今回は息子さんがYZ125X、パパがクロストレーナーLDを選択。YZ125Xは、軽くて戦闘力高いので、使い方次第でモトクロス〜HEDまでなんでもこなせる車両ですね。これから上手くなりたいって言ってる息子さんにピッタリの車両です。

2021年式YZ125X。軽くてパワーがあり、エンデューロからモトクロスまで楽しめます

パパのクロストレーナーLDは、低回転のトルクがあり、足を出していてもトラクションが抜けずグイグイ登る不思議な走破性がありますね。サスも段差や障害物を優しく吸収してくれる柔らか目の設定になっています。LDなので足付き良く、軽くてエンジンの再始動性も良いので、エンストしても無駄に体力を奪われないので、単純に走ることを楽しめて、無理せず楽しみたいって言ってたパパにはぴったりの選択でしたね。

2021年式クロストレーナーLD。足つき性もよく乗りやすい車両です。

一日走り回って、疲れてしまうかと思いきや、楽しかった!バイクも最高♪って言って頂けました。こちらも嬉しくなりますね♪

実は、ちゃっかり試乗もさせて頂きましたが、2台とも最高なバイクです。どちらも正常進化しており、初心者からベテランまで十分楽しめるポテンシャルに仕上がっています。これからオフロードバイクをはじめる方、今乗っている車両から乗り換える方、どちらにもオススメできる車両ですね。オフロードにハマりそうな予感がする方は、YZ125Xをオススメします(笑)

少し話しかわりますが基本メンテ、なにをどうしたらいいかわからないって方は意外と多いんでしょうか? お客さんや、レース会場で話を聞いたりして最近感じることが多いです。時間や工具がなくてできないのか、やり方がわからないからできないのか、その辺ちょっとヒアリングして皆様に役立つ情報発信をしていきたいと思いました。

EDXオフロードヴィレッジ サポート参戦

JNCCも最終戦。今年はコロナの影響もあってこの時期までレースがあるという異例な展開でした。流石に12月のオフビは寒い! 風が吹くと砂埃もひどいし、かなり過酷な環境ですよね。

というわけで、JNCC最終戦、EDXオフロードヴィレッジにサポート参戦してきました。やはり今年は特別ということもあり、COMPクラスは20分短縮され、120分で最終チェッカー、人工セクションでは、失敗すると強制エスケープ+ウェイティングペナルティとなるルールでの開催です。

オフロードヴィレッジは関東圏になるということもあるせいか、スポット参戦のゲストライダーが多く出現します。今回は、トライアルIASの野崎史高選手、ワークスライダーの小方誠選手など、普段JNCCでは見かけないツワモノ達が集結し、豪華な顔ぶれとなりました。

渡辺学選手はJNCC年間チャンピオンが決まっているとはいえ、最後は優勝で締めたい気持ちでしょう。今回もメカニックとしてしっかり事前にマシンをメンテし、ベストな状態でレースに挑みます。

午前中はFUNクラスのレースとなります。なんと今回渡辺学選手は、今年発表された新型Tenere700で参戦します! 午後からCOMPクラスのレースがあるというのに・・・なんという余裕でしょうか(笑)

順調に周回を重ねていく渡辺学選手
巨体をいとも簡単に操ってました

丸太セクションも軽々走破し、無転倒でゴールしていました。流石にレーサーだらけの中で順位こそ上がりませんでしたが、テネレ700の底力を見せつけられました。このテネレ700はタイヤを変えています。純正の性能の高さは中々のものですね。高速道路移動からの林道走破なんて使い方でも十二分に楽しめそうです。

ちなみに今回は私も久々にFUNクラスで出場しました。オフロードヴィレッジでのレースは久々でしたが、新型のYZ250FXは調子が良く気持ちよく走ることが出来ました。結果はクラス6位。エンスト時のエンジンの掛かりがイマイチ悪いのが気になりました。始動性については、自分のマシンでじっくり検証してみる予定です。先日導入したファクトリーサスのセッティングもまだまだ煮詰めていく予定です。

コースが狭く抜きどころが少なかったが気持ちよく走れました

さて、午後からはCOMPクラスのスタートです。COMPクラスはAAクラスの選手紹介があるんですが、今回スポット参戦されたIASの野崎史高選手は、なんとジャックナイフしながら登場。流石、見せつけてくれます。

IAS野崎史高選手の登場シーン

レースは当初の想定通りハイスピードレースとなりました。小方誠選手が一気に後続を引き離してかなりハイペースで独走します。その後、トップが鈴木健二選手に入れ替わるというモトクロス勢有利な展開へ。渡辺学選手も徐々にペースを上げ、ついにはトップ争いが始まりました。

徐々にペースを上げてトップ争いに食い込みます

後半は、小方誠選手も譲らず、数秒差で毎周順位が常に入れ替わる程のデッドヒート。見ている側もハラハラしますが、サポートしている私たちもドキドキものです。もちろん給油もしましたが、数秒差の争いの中での長いピット作業は、命取りにもなり得ます。最終戦ということもありここはピット員全員が集中してピット作業をこなしました。

すぐ前を走る小方誠選手とのデッドヒート

ラスト3周くらい、常に数秒差の緊張感の中、ワンミスで脱落してしまうレースが続きます。相当な集中力が求められる展開。長丁場のクロスカントリーレースとしては珍しい展開ではないでしょうか。

抜きつ抜かれつの展開が続きます

丸太セクションなど、ちょっとバランスを崩しても順位が入れ替わる程の僅差が続きました。流石にこの場面は、渡辺学選手を信じるしかありませんね(笑)祈るような思いで全員が見守りました。

油断ならない緊張したレースが続きます

最後の最後まで分からない展開が続き、最終的にゴールしたのは・・・渡辺学選手でした! 2位の小方誠選手との差は1秒! 2時間のレースで1秒差というのは、感動するレベルの緊張感でした。まさに最終戦に相応しいチャンピオンならではの結果が残せたと思います。本当に感動しました!

1位でチェッカーを受ける渡辺学選手

サポート員としてはこのゴール程、安堵したレースはありませんでした。今年一番の盛り上がりとなりました。年間チャンピオン、そして最終戦総合優勝、本当におめでとうございます!

互いに健闘を称えあう渡辺学選手と小方誠選手

渡辺学選手がゴールした瞬間、ちょっとウルっと来てしまいました。メカニックとして一年間見守ってきた立場としては、自分のサポートと努力が報われた瞬間でした。本当に嬉しかったですね。そしてこの結果を出せる渡辺学選手の凄さを改めて実感しました。

優勝おめでとうございます!

EDXという今までにない形式のレースでしたが、クロスカントリーとはちょっと違う雰囲気でこれはこれで面白いレースですね。スキー場で開催されるレースとはまた違ったテクニックが求められるレースでした。

各クラスの入賞選手が健闘を称えあう

表彰式も今回のようなレース展開があったこともあり、大盛り上がりでした。各クラスのトップライダー達がお互いの健闘を労いました。皆さん、おめでとうございます! そしてお疲れさまでした!

リッジサイクルとサポートメンバー全員での優勝写真

1年間、JNCCというステージにおいて、渡辺学選手の専属メカニックとして常にサポートしてきましたが、年間チャンピオンへの貢献は勿論のこと、各レース毎のセッティングや整備などもしっかり行ってきたことの結果が出たことは大きな経験値を得ることが出来ました。まだまだメカニックとしてやれることはあると思っていますので、来年もまたしっかりサポートしていきたいと思います。

リッジサイクルでは、ご存じのようにプロライダーのサポートはもとより、サンデーライダーの皆様のサポートも行っています。このようなレースに興味がある方、またオフロードバイクやその整備に関することなど、何でもお気軽にご相談ください。プロの方が乗っても問題ないレベルにきっちり仕上げてお渡しします(笑)

来年はリッジサイクル発の試乗車やモディファイ車両の展開も考えています。イベントなどで見かけた際は、お気軽にお声がけ下さい。

オータムハリケーン大阪 サポート参戦

JNCCとしては今年2回目となるプラザ坂下での大阪大会にサポート参戦してきました。2月は雨の中のマディコンディションでしたが、今回は完全ドライのベストコンディション。かなりハイスピードなレース展開が予想されます。

順調に周回を進めていた渡辺学選手ですが、3周目くらいでスタンドのスプリングが外れてしまい、スタンドが出っぱなしになるというアクシデントが発生。どうやら走行中に岩か何かにヒットさせてしまったようです。

そのまま走り続けるのも無理があったので、緊急ピットインしてもらい、スタンドは外してしまいました。その間に1度のみの予定だった給油もしておきます。まだガソリンはそんなに減ってませんし、今入れても完走はできませんが止まった時間を無駄にしない為にもついでの作業として給油しました。

完全ドライコンディションで、ハイスピードレースとなりました

レースは、田中教世選手や馬場大貴選手とトップ争いを繰り広げる展開へ。どちらの選手も一歩も譲らずデッドヒートが続きます。数秒差で順位が入れ替わる展開となりました。このようなレース展開の場合、予定していた給油ピットのタイミングも大事になってきます。

すぐ後ろに馬場大貴選手が迫ります

丸太やタイヤセクションは転倒者続出でしたが、AAクラスの選手は華麗に走破してましたね。でも流石に2時間を過ぎたころから徐々に疲れが出始め、ミスする選手も散見されました。このような人口セクションは地味に体力を奪っていきます。

人工セクションを超えたらすぐスピード勝負!の連続です

コースの大半がモトクロスコースのプラザ坂下ですが、COMPクラスは、直登やガレ、ヒューム管などのセクションが追加されています。それらのセクションは観客にとっても見応えのある場所ですね。AAクラスが失敗することは殆どありませんが、他のクラスの失敗者でラインが塞がれていたりすると、一気に難易度が上がります。

タイヤセクションでは前転してしまうライダーもいました
ヒルクライムを難なく一発登頂する渡辺学選手

予定通りの給油を終え、後半はペースが上がりますが中々後続との差が広がりません。最終的には馬場大貴選手に抜かれてしまい、2位でフィニッシュとなりました。でも本戦、4位入賞以上で、年間チャンピオン獲得となっていたので、今回の2位でも十分な結果でした。転倒や大きなトラブルもなく走破することが出来ましたね。

2時間半、タフなレース展開でしたが、年間チャンピオンおめでとうございます!

今年は渡辺学選手のメカニックとして、マシンの整備はもとよりレースでのピット作業もメインで行ってきました。ライダーが走りに専念できる体制で対応してきましたが、年間チャンピオン獲得に貢献できて大変嬉しく思います。AAライダーが乗るバイクは、サンデーライダーでは考えられないほど負担も大きいので、ちょっとした整備ミスが無用なトラブルの引き金になることもあります。いつも念には念を入れて整備を行っていますが、それでもギリギリだったりすることもあったので、今後はそれらのノウハウも取り込みつつ、メカニックとして更に腕を上げていきたいと思います。

プロライダーをサポートするくらいなので、一般整備もバッチリ仕上げます。オフロードバイクがメインですが、困ったことがありましたら何でもお気軽にご相談ください(笑)

さて、今年はあと1戦、EDXモトクロスヴィレッジを残すのみとなりました。最終戦なので年間チャンピオンが決まっているとはいえ、優勝で飾りたいですね。渡辺学選手も気合が入っていましたので、私も十二分のサポートで参戦したいと思います。