先月のことになりますが、ツイスターレーシングが主催するオフロードバイクスクール、その名もツイスタートレーニングを行うことになりましたので、スタッフとしてお手伝いしてきました。
私も今まで色々なスクールに参加してきましたが、今回はツイスターレーシングのメンバーが講師になることもあり、ある程度レベルの高い層をメインターゲットとし、レースなどでより速くなることを目的にしたスクールにしてみました。
その為の施策として思いついたのがタイム計測です。去年から本格的にJECに参戦していますが、タイム計測は速さが数字で見えるので、速くなったかどうかを判断するには分かりやすいですよね。トランスポンダを付けての厳密なタイム計測ではなく、目視での計測なのである程度参考レベルにはなってしまいますが、それでも何秒縮んだかすぐ分かるのは、ライダーのモチベーションに繋がります。
同時に初心者クラスも併催し、全員がツイスターレーシングの監督である渡辺学選手と触れ合える機会が多くなるような構成にしてみました。初心者クラスは、基本の乗車姿勢から始まってオーバルや8の字の練習を経て、最後はミニエンデューロコースを転ばずに周回出来るレベルまでを目標としました。参加者全員がレベルアップを実感して頂けたようです。
会場として選んだのは成田MXパーク。雨が降ると極悪なコンディションになることで有名ですが、ターゲットがエンデューロなので、南側のコースを貸し切りにして特設コースを設営し、そこですべてのスクールを開催しました。前夜の通り雨の影響で、午前中は少しマディなコンディションでしたが、難易度としては丁度良い感じだった気がします。
基礎スクールやセクションスクールは、GoProで動画撮影や写真撮影を行い、後日参加者に無料で配布します。自分が乗っている姿を客観的に見ることで、上手い人とフォームの比較が出来るので、イメージが掴みやすくなりますね。
スタッフとして一日スクールに同行していましたが、最終的には自分もスクールを受けちゃってる感覚になる程、新たな発見もあって楽しかったです。
お昼休みには、ツイスターレーシングのテント内で自由に昼食を取ってもらい、その間もツイスターレーシングのメンバーと触れ合える時間にしました。自走での参加者もいますので、日陰となる休憩所がないと辛いものがあります。扇風機フル稼働で楽しいランチタイムとなりました。
午後には、ツイスターレーシングのメンバーによるデモレースを開催しました。10分ほどの時間でしたが、モトクロスIBの選手たちの本気走りは、目を見張るものがあり大変盛り上がりました。スクール講師が軽々と大ジャンプを決める様を見ると、スクール内容の信憑性も上がりますね。
テクニクスさんが用意してくれた試乗車(YZ250FXとセロー)による試乗会、また渡辺学選手が乗るYZ450FXも試乗出来たりと、ここでしか出来ない体験が出来る時間もあり、内容として盛り沢山でした。
梅雨明け直前の快晴だったので、かなりの暑さとなりましたが、基本的に休憩は自由に取れる雰囲気にしており、参加者には経口補水液を配布するなど、熱中症や脱水症状には気を付けながら開催しました。体調を崩される方も出なくて一安心でした。
渡辺学監督は、各地で行われているスクールに呼ばれて講師をすることはあるものの、ツイスターレーシングとして主催するのは初めてでした。今後ツイスターレーシングを広める活動の一環として力を入れていこうと思っているようですので、こうしたスクールを通してメンバーの顔と名前を知ってもらい、ファンを増やせたらいいなと思っています。
今回の参加者は、皆さん満足度が高かったようです。年内にまた開催しようと思っていますので、楽しみにしていて下さい。