JEC全日本第3戦(中日本2デイズエンデューロ)参戦

JEC全日本エンデューロ選手権、第3戦の中日本2デイズエンデューロ大会に参戦してきました。今年はコスモスポーツランドで行われました。コスモは今まで走ったことがなく、初走行のコースです。

GWに時間をとって事前練習に行きました。コースは少し狭く、ガレが多いと聞いていたので、サスのセッティングは少し柔らか目にしてみました。しかし、走りこんだ結果、柔らかすぎる感じがしたので、再度固めに微調整して臨みました。

2デイズなので、金曜日から現地入りして下見を行います。朝まで雨が降っていたのでマディコンディションでしたが、明日からはピーカン予報。ベストコンディションの予感です。マシンの調整を終え、前日受付をしてから早めに休みました。

1日目、午前中はホコリが立たないレベルのベスコンとなりました。ところどころスリッピーなところもありましたが、あまり気にならないレベルでした。

コースは、スタートしてすぐテストだと勘違いしていたので、前半のルートの長さに若干戸惑いました。ルートは特に問題なくこなせ、難所はありませんでしたが油断できないコース設計になっていたので疲れやすかった気がします。

少し気になったのはテスト前の渋滞です。遅くスタートしたNAがルートが長いIBとテストに入るタイミングが重なってしまっていたようです。クラス別にスタートしていくので仕方がないのかもしれませんが、ルートの長さも加味したタイム設計をしてもらえるとよりスムーズにレースが進行したと思います。

計測無しの1周目から攻めていき、サスセッティングの感触を確かめながら1周目の計測に入ります。事前練習の効果もあり、1周目は3番タイム。その後も2~4番タイムを出せたので、結果的に3位となりました。2位とは28秒差、4位とは16秒差でした。ベスコンだったのでタイム差が小さくワンミスで順位が入れ替わる展開でした。

1日目の終わりに、IAの釘村さんと一緒に下見に行きました。テスト区間のウッズのライン取りやガレのライン取りなど、新たな発見がある有意義な下見でした。さすがにIAラインにそのまま入れるわけではないので、自分なりの咀嚼は必要ですが、ライン取りの考え方やひとつふたつ先のコーナーを考えての走り方など、明日に向けてよい準備ができました。

2日目。昨日が季節外れの猛暑で気温がかなり上がってしまったこともあり、熱中症気味になった方が多かったようで、全クラス1周減でのレースになりました。

1周目から計測ありなので、昨日の下見を思い返しつつ昨日よりプッシュしてみました。昨日下見で見つけたラインに入ってみるも、少し無理があったのか転倒してしまい、9位になってしまいました。周りは2日目ということもありタイムを伸ばしているので、こうしたミスが最後まで大きく響くことになりました。

2周目以降は、自分の技量にあったライン取りを意識することで昨日よりタイムを上げていきましたが、3~6番タイムが続いてしまい結果的には5位となりました。1日目が3位だったので、2日目もうまくまとめたかったところですが、苦手なウッズを攻めきれなかったのが原因ですね。

2日間を通しての総合順位は5位。表彰台には届きませんでしたが、ポイント獲得となりましたので次戦につなげたいと思います。

1周減となったことで競技終了時間も早く、片付けも早めに済んだのは幸いでした。遠方からのエントリーが多いこともあり、帰路に就くのが少しでも早いのは助かりますね。

サスペンションのセッティングについて、概ね狙い通りの結果になったのはひとつの収穫でした。路面状況やスピードレンジ、ライダーの体重など、自分が感じるフィーリングをセッティングにどうフィードバックしていくかは、実体験で色々試しています。どのようなセッティングにするとどんなフィーリングになるか大分掴めてきましたので、今後のサスセッティングに役立てそうです。

純正サスチューニング(リバルビング)のYZ250FXに乗るお客さんも参戦していましたが、今回のセッティングで結果が出せていたようなので、今後もライダースキルに合わせたセッティングを色々試していこうと思っています。