10月10日-11日に開催された、 JNCC第5戦、ビックディア広島のサポートに行ってきました。今年は大阪に続き二度目の関西地方の遠征ですね。九州がなくなったので関東からは一番遠い開催地になりました。
今回、渡辺学選手は新型の2021年式 YZ450Fで参戦です。前回はYZ450FXでの参戦でしたが今回はよりセッティングが出ているYZ450Fにしたようです。
ちなみにYZ450FとYZ450FXの違いは、以下になります。
- YZ450FはモトクロッサーでYZ450FXはエンデューランサー
- ミッションのギア比の違い
- リアホイールの大きさの違い(18インチに変更済み)
- 足回りの違い(FXよりのセッティングに変更済み⦆
- ECUの違い(GETのECUに変更済み。GETのECUはトラコンを使える)
直前まで台風直撃の予報も出ており、天気がどうなるか全くわからない状態でした。結果的に台風は逸れて当日は快晴、金曜にさっと降る程度でベスコンでの開催となりました。
FUNクラスには当店の常連さんがエントリーしていますので午前中はそのレースを観戦しました。FUNクラスのコースは特に難所はないもののテクニカルな設定だったようです。大きなけがもなく楽しく走れたようでしたが、それぞれの課題も見つかったみたいですね。
COMPクラスは、FUNクラスとの差が大きく、難所が多かった印象。深い轍がある下りとかガレの上り、沢の脇を下ったりと、ワンミスで順位が大きく入れ替わるトラップが多かったように思います。ボーナスラインはヒルクライムが何本かありましたが、上位陣にはあまり難所にはなっていない様子でした。
レースは、予想通り鈴木健二選手と馬場大貴選手との争いになりました。当初の想定より燃費が良かったので、鈴木健二選手や馬場大貴選手と給油タイミングをあえてずらして、ペースを上げる作戦をとりました。次の周での給油作業は手早く行えたんですが、鈴木健二選手もペースを上げてきており、最終的には2位でのフィニッシュとなりました。
年間シリーズチャンピオンを手堅く狙うという意味では、今回の2位でも十分獲得圏内でしたので、今回は無理しない展開になりました。シリーズ戦ということもあり、ここで無理してケガをしても次戦以降に響きますからね。大人の判断だったと思います。
というわけで、次戦は鈴蘭ですね。今シーズン最後のマウンテンコースということで、秘密兵器を導入するらしいです。乞うご期待!