全日本モトクロスR1 HSR九州 サポート参戦

前回の記事でも紹介しましたが、全日本モトクロスが開幕となりました。第1戦はHSR九州で行われます。関東からだと1200㎞なので中々の距離です。

木曜日の夜に出発し、翌日現地入り。諸々準備をして当日に備えます。土曜日は午前中が予選、午後が決勝のヒート1。日曜日の午前が決勝ヒート2となります。予選が通らないと土曜日の午前中で終わってしまうという厳しい戦いです。

TWISTER Racingからは、4名の選手がIBクラスでの出場でした。

#7 堀越 秀鷹
#41 藤川 昴
#42 井上 永斗
#45 原國 翼

各ライダーのマシンを準備します。基本的な整備は出来ているので、当日は最終チェックのみ。モトクロスはエンデューロと違い、各ヒート毎に整備する場合があるので、忙しくなります。

レース前チェック。当日の天気に合わせてエア調整中。
各ヒート毎に整備する場合があるので意外と忙しいです

いよいよ予選がスタートします。予選はA・B・C組とわかれ、各組上位10名が通過できます。 TWISTER RacingはA2人・B1人・C1人に分かれました。組を選ぶ事はできませんが、4人同じ組になると全員が通過できる確率が下がるので避けたいところです。

渡辺学選手に見守られながらスタート準備をする#42 井上永斗選手。
今日の為にサスなど、セッティングを一緒に煮詰めてきた#45 原國翼選手。

いよいよ予選がスタートします!

スタートは緊張の瞬間です

スタート前は緊張の一瞬です。予選は10分1ヒートのみなので、スタートが決まると大分有利になります。いかにスタートで少しでも前に出るかで、その後の展開も大きく変わってきます。

#45 原國翼選手がいい感じにスタートしましたが、#42 井上永斗選手が埋もれてしまう展開に

スタートしました! #45 原國翼選手が中々の飛び出しでしたが、#42 井上永斗選手は集団に埋もれてしまい、他車に巻き込まれて転倒! まさかの後方スタートとなってしまいました。モトクロスのスタートは1列に並んだライダーが1コーナーめがけて集中するのでどうしても接触や転倒が多くなります。タイヤ半分でも前に出られれば違うんですが…。

巻き込まれ転倒がありましたが、最後まで走り抜きました

気を取り直して追い上げ体制に入ります。かなり不利な状況になってしまいました。何とか追い上げてほしいところでしたが、結果的に14位でフィニッシュとなり、予選通過は叶いませんでした。予選通過する実力はあると思うので、次回に期待したいですね。

10位圏内をキープしていた#42 原國翼選手

先行する#45 原國翼選手は、10位圏内が見えており、ラストラップまで順調に周回を重ねていましたが、なんとゴール手前の2コーナーで転倒。12位フィニッシュとなり予選落ちとなってしまいました。後ほど本人に聞いたら、もう一人抜こうと思って力んでしまったとのこと。また後ろのライダーとのやり取りで少し焦りが出てしまったようです。ラストラップだっただけにそこは冷静に行ってほしかったですね。ペース的にも予選通過することが出来たと思うので、かなり悔しい結果になりました。後方から徐々に順位を上げてきて、予選通過確実な展開だっただけに、思わず声が出てしまいました。

続いてBグループがスタートします。#7 堀越秀鷹選手が出場します。

スタートで少し遅れてしまった#7 堀越秀鷹選手

こちらもスタートはやや遅れてしまい、追い上げる展開となります。順調に周回を重ね、徐々に順位をあげていきます。

調子が良かったようで徐々に順位を上げていきます
前走車をしっかり見据えてプッシュする#7 堀越秀鷹選手

ライバルたちを上手にパスしつつ、しっかりと追い上げ、最終的に4位でのフィニッシュとなりました。TWISTER Racingとしては、一人目の予選通過となりました。

最終、予選Cブロックは#41 藤川昴選手が出場します。

飛び出しは良かったものの集団に飲まれて中盤からのスタート

スタートは中盤位をキープし、徐々に追い上げる展開。1周目は11位、3周目には10位と決勝圏内にいましたがその後ジャンプで他車との接触があり転倒してしまいました。

ジャンプでの転倒があったものの、最後まで走り抜けました

リスタートして順調に周回を重ねたものの、予選通過の10位は届かず最終的に17位でフィニッシュ。こちらも予選通過は叶いませんでした。

転倒が最後まで響いて17位と実力が発揮できませんでした

TWISTER Racingから出場した4名中、1名のみが決勝進出となりました。みんな予選通過圏内のタイムを出していただけに残念でしたが、#7 堀越秀鷹選手に望みを託します。

午後からは決勝となります。予選を通過した#7 堀越秀鷹選手が出走します。調子が良さそうだったので、期待が高まります。

決勝はまた違った緊張感でスタートします

決勝ヒート1では、またしてもスタートが出遅れてしまい、追い上げる展開となり12位でフィニッシュ。タイム的には少し自分の力が出し切れなかったでしょうか。

中々ペースが上がらず周回だけが消化されていく展開でした

翌日、日曜日のヒート2では、前日同様、スタートが決まらず追い上げ展開となりました。徐々にペースを上げるものの、最終的に9位でのフィニッシュとなりました。

昨日よりは攻めた走りだったので実力が出せているように見えました

エンデューロと違ってモトクロスは予選に通ることが絶対条件になりますが、どうしても他車との接触や巻き込まれての転倒なのが起きますので、そうした状況への対応が求められますね。より冷静に、それでいて速く走ることが大切だということを改めて感じました。

日々のトレーニングや練習を目の当たりにしていたので、遥々九州まで来て土曜日の午前中の予選で終わってしまうのは儚ないものがありました。みんな予選を通過する実力はあると思うので、次戦はしっかり決勝まで進んで熱いレース展開を見せてくれると信じています。

次回、第2戦は広島の弘楽園ですね。応援、宜しくお願いします!

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